もう一週間前になりましたが、12月26日であのスマトラ沖地震から10年になります。この時、私と家内は兵庫県尼崎市の実家に住んでいました。家内が日本に来てから7回目のクリスマス。この年に限って、なぜか毎冬使っている石油ファンヒーターが臭くて気持ち悪いと家内が言い出して、使っていなかった石油ストーブを引っ張り出したのを覚えています。
この日、家内が妊娠していることが分かりました。
結婚して2年目ぐらいに子供が欲しくて、不妊治療のために夫婦で産婦人科通いもしましたがダメで、もうすっかり諦めていた頃のこと。後から考えたらファンヒーターの臭いが気になったのは、つわりのせいだったんですね。
体調の変化に家内が気づいて、妊娠チェッカーを駅前ダイエーの薬屋さんに買いに行ったのが、偶然にもこの日でした。
まったく関係ない話ですが、この日は当時でもう還暦を過ぎていた母が、初めてゴルフでホール・イン・ワンを記録。大喜びでゴルフ場から帰った母に、孫ができることを伝えました。
家中が喜びに包まれていた時に、衝撃的なスマトラ沖地震による津波の映像が...。あの時のなんとも複雑な心境は、今でもうまく描写することができません。ある意味、人生で一番幸せな瞬間の記憶に、あの茶色い不気味な津波が街を飲み込む映像が固定されたまま。
そして今年、息子は10歳になります。
あれから10年経ったんですね。私にとっては本当に激動の10年でした。
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