2015年1月6日火曜日

旧都イロイロ訪問 その2



前回に引き続き、イロイロ市訪問の2回目の投稿です。
今回の宿泊は、出来たばかりの新しいホテル、その名もインジャップ・タワー・ホテル。インジャップというのはオーナーの渾名なんだそうです。それにしてもエラい名前付けちゃいましたね。日本人が泊まることもあるだろうに、そういうつもりではないにしろ、ジャップ(日本人の蔑称)は無いやろと思います。誰も教えなかったのかなぁ?

21階建てのビルで、それほど高いとは思わないけれど、周囲には高層建築が皆無なのですごく目立ちます。何でも西ビサヤ地方で一番高いらしい。言われてみれば、マニラとセブ以外で高層ビルってあんまり見ないですね。ネグロス島のバコロドでも最近大きなビルが建ち始めましたが、せいぜい10階建てぐらいか?




朝食は最上階のレストラン。チェックインの時無料のクーポンを貰ってそれを使いました。景色は最高なのにその朝ご飯が貧相なこと。目玉焼き一個に小さなソーセージが二つ、手のひらの半分にも満たない極小トーストが二枚だけでした。メニュー見ると泊まり客じゃないと190ペソ。シライ市ならば、大人一人満腹になる料理の値段。8割以上が場所代ですね。



その日は日曜日だったので、朝食の後ミサへ行くことにしました。一番近い教会をホテルで訊くと、向かいのショッピングモール、SMシティでミサがあるとのこと。へぇ〜、モール内にチャペルでもあるんかいな?と思ったら...。


開店時間が10時なのに、その1時間前の9時に正面玄関が開いていて、エントランスホール全体が「カセドラル化」してました。これはすごい。仮設とはいえ、ちゃんと祭壇が設けられ、マリアさまの像もある。神父さんはもちろん、聖体拝領をする人たちや聖歌隊まで揃っていて、音響効果も含めて完璧でした。

日曜日に店を解放してミサを行うのは、このイロイロだけではなく、フィリピン全土に展開するSMシティが、どの店舗でもやっている商業戦略。カトリックが人口の9割で、家族でミサに与り、その後買い物に昼ご飯。コロンブスの卵的発想ですね。これなら信徒の動機付けも強くなるし、最初に考えた人は頭いい。
しかし、レストランの前で聖体拝領というのは、なんだか妙な気分。

ミサの後、きっちり経営者の狙いにハマって、買い物して昼ご飯を食べました。朝が「可哀想」だったので、少し早いけど11時前にはお腹がぐぅぐぅ。イロイロ・ローカルで有名なお店「マンダリン」という点心の店に入りました。中華はどこ行ってもハズレが少ないですね。




食後はスターバックスでコーヒー飲んで、なんだかフィリピンにいるのを忘れそうなイロイロ訪問の後半でした。


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