新年早々の週末、久しぶりに家内と二人だけで隣島パナイに、一泊二日の旅行をしました。息子はお留守番。まだ小学生なので、昼間は義父・義妹と従兄姉たちに来てもらい、夜はメイドさんが泊まり。疎らにしか家が建っていない宅地は、こういう時に物騒で、夜家を空けることができません。
フェイスブックに旅行の計画を書いたら、それを狙って空き巣に入られたりすることもあるとか。これはフィリピンに限らず、最近の日本でもありそうな話ではありますけど。この旅の目的は、家内の友人の妹さんの婚約パーティ。お相手は同じ近所に住むアメリカ人だそうです。こちらでは結婚式や披露宴は日本並みに盛大ですが、婚約披露パーティというのは初めて出席しました。
場所は私たちの住むネグロス島から、フェリーで1時間ほどの距離にあるパナイ島イロイロ州の州都イロイロ市。人口は40万人足らずで、西ネグロスの州都バコロドより10万人ほど少ない。しかしスペインの侵略以前、このあたり一帯のビサヤ諸島の経済の中心地だった頃の面影があり、バコロドよりずっと洗練されて、人も多い印象があります。
太平洋戦争の頃は、日本陸軍が駐屯してたそうです。
バコロド〜イロイロ間のフェリー ”オーシャンジェット”
往きは天気が良くなくて、結構揺れた。
イロイロ港で最初に目に入る市庁舎。最近建て替えられました。
婚約パーティは、これまたごく最近できた宅地内のクラブハウス。宅地の住人のパーティ・スペースで、プールも併設されて「瀟洒」という形容がぴったりくる感じです。私たちの住む宅地にも、プール付きのクラブハウスはありますが、もうちょっと貧相な感じですね。
風が吹くと少し肌寒いくらいでも、年末年始休暇最後なので子供が泳いでました。
今回はパーティと言っても、参加者は2〜30名程度で、ごく近しい人だけだったようです。婚約者のアメリカ人のデビッドくん、お相手のシーラ嬢とは同じ宅地内に住むご近所さん。しかしデビッド側の家族や親戚は誰も参加していないので、ちょっと寂しそうでした。この感じは分かるなぁ〜。国際結婚で相手側の国に住むと、どうしてもこうなりがち。
食事は人数の割にはかなり豪華で、例のレッチョン・バボイ(豚の丸焼き)も出ました。なんだか去年のクリスマス以来、毎日食べすぎてる。
腹ごなしに周囲を少し散歩してみました。超金持ち向けの...というより、中流階級向けなんでしょうか? 建売りがメインのようです。規模もかなり小さめで、分譲だけではなく借家もある。シーラもコンパクトな家を借りていて、パーティの後みんなでちょっと遊びに行きました。
ネグロスにいると、きれいな家に住んでるのは相当な収入のある人ばかりで、中間層が欠落した感じがしますが、イロイロのこの宅地を見る限り、中流階級でもそれなりに快適に暮らせる環境が充実してきて、少しづつかも知れないけれど、フィリピンの生活水準も高位平準化してきた気がします。
次回もイロイロの話を投稿します。
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