2015年2月26日木曜日

騒音大国フィリピン

一度やってみたいと思う実験があります。フィリピン人と日本人をたくさん集めて、普通の住宅の客間や居間でリラックスしてもらい、家の外でちょっとやかましい音楽を流す。だんだんボリュームを上げていって、どのあたりで「騒音」と感じるかどうか。

フィリピンに住んでいる実感としては、フィリピン人の方がずいぶん騒音には寛容というか、耐性が高いという結果が出そう。昔、東南アジア向けテレビの商品開発に携わっていたころ、マニラの電気店でどのようにしてテレビを購入しているかを調べた時、ほとんどのお客さんが音質の確認と称して、ボリュームを目一杯にしていました。これで音割れがあったらNG。

実際の家庭でも、本当に音量マックスで使ってる人が多い。それも建て込んだ住宅地の、隣家に丸聴こえの状態でもお構いなし。テレビ番組だけでなく、この要領でホームカラオケしてる。お隣さんが怒鳴りこまないかと心配してたら、お隣さんも一緒に歌ってたりする。

とにかく、でっかい音で音楽を聴くのが好きな人が多いようです。このブログでも度々取り上げているように、祝祭日の前後には野外ディスコやカラオケ大会で大賑わい。深夜・早朝まで、コンサートに使うような冷蔵庫ほどのサイズのスピーカーですごい音立ててます。

亡き義母が、本当にいい場所を選んでくれたと感謝しているのが、今住んでいる宅地セント・フランシス。「エグゼクティブ」という区分にある我が家は、最低でも2区画購入しないといけないこともあって、投資目的のオーナーが多くまだ疎らにしか家が建っていないので、隣家の騒音からは逃れることができています。

隣で養鶏していて、雄鶏の時を告げる声はよく聴こえますが、これは不思議とうるさく感じない。やはり自然の音だからでしょうか? まぁ、ウチでも一羽、よく鳴くのを飼ってはいますが。この養鶏場、闘鶏を育てていて、飼育係が昼間は鶏相手に何やら作業をしています。

このオっちゃんたちが、仕事中に結構なボリュームでラジオ聴いてますが、他所での騒音に慣らされたせいか、これもあまり気にならなくなりました。
ただ、年に数回の闘鶏が開催される夜だけは、ここも少々忍耐が必要になりますが....。



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