なんと家内は1983年度卒業生の代表になってしまったようで、「プレジデント」と呼ばれてます。ご大層なこっちゃ。同窓会は一大行事で、何ヶ月も前から準備が始まり、打ち合わせと称して、自宅に何度もかつての同級生たちが集まりました。クリスマスパーティを兼ねてというのもあって、そんなに頻繁に会うのなら、わざわざ同窓会などしなくてもいいのでは?
前回に続いて私は、学年毎にお揃いのTシャツデザインを頼まれました。毎年テーマが決まってて、去年が「シネマ」。今年は「マルディグラ」。復活祭(イースター)に先立つ1ヶ月余りの四旬節は、キリストの殉難を偲んで絶食したり食事を制限します。その期間に入る前日を「マルディグラ」と呼び、飲み食いして大騒ぎするというカーニバルのこと。
モチーフとしてはカーニバルの衣装や仮面になるんでしょうか? ということで仮面をつけた女性の顔をデザインしてみました。実はこれ以外にも2案、合計3案考えました。元デザイナーの習慣みたいなもので、たったひとつしかアイデアを出さないと「これ嫌い」と言われたらまたやり直し。別案があれば、その時に決まらなくても「じゃあ、こっちの方向で手直しして...。」とできるので、後々仕事が楽。
ところが今回はこれが裏目に。女性と男性が別々のアイデアを支持して、真っ二つに意見が分かれてしまった。男性が支持したのが、リオのカーニバルをイメージした女性ダンサーの絵柄。セクシー路線がマズかったみたい。まぁ、最後には当然のように女性に人気のアイデアに決まったんですけどね。
さて、当日は校庭でのパーティだけでなく、市内の目ぬき通りをみんなでパレード。1学年だけでなく、存命している同窓生が集まれるだけ集まるので、全市挙げての大騒ぎになります。しかもフィリピン国内だけでなく、海外に出稼ぎに行ったり、移住した人がわざわざこのタイミングに合わせて帰って来る。すごいなぁ〜。
食事は持ち寄り、早朝から深夜まで大騒ぎ
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