誕生日にパーティをするのは、日本ではどちらかというと子供のためという場合が多いと思います。大人になってもお祝いはするでしょうが、せいぜい家族で外食したりケーキを買ってきて食べたり。プレゼントを渡すだけで十分かも知れませんね。妻や夫の誕生日を忘れてたなんて話もそんなに珍しくない。
ここフィリピンで家内の誕生日忘れてたりしたら、恐ろしいことに離婚の理由になるかも? というぐらい誕生日は、フィリピン人にとってのビッグイベント。大人になっても、いえいえ、大人になってからこそパーティも盛大になる。
それなりの家に住んでいる人は、だいたいホームパーティしますね。三人家族の我が家、誰の誕生日でも親戚や友達20人ぐらいは呼びます。お客さんを呼べるほどの家がない場合は、マクドナルドやジョリビーといったファースト・フードの店の2階などを借り切ってのパーティというのも一般的。もう何か月分かの収入を全部つぎ込んでも、派手にやらないといけないらしい。こういうところがフィリピン人は見栄っ張りなんですよ。
昨夜呼ばれた、家内の大学時代からの友人、大富豪フィリップの誕生日パーティ。これは、さすがのフィリピンでもそうはお目にかかれないレベル。フィリップの誕生日には去年も招かれて、その時はホーム・パーティでしたが、文字通りの「大邸宅」。親しい友達ばかり10人程度のこじんまりしたものとは言え、料理はプロのケータリング・サービスで、生半可なホテルなんかより余程豪華でした。
さて今年は50歳という節目で、いつもは週一回のフリーマーケットを運営している敷地にパーティ会場を設営。ケータリングに、ミュージシャンの音楽生演奏。司会はプロのMCという、ほぼ日本の結婚披露宴状態。それでもお客さんは100名に満たなかったので、家内に言わせるとまだ控えめなんだそうですが、やっぱりこれはすごい。
残念ながら平日の夜だったので、最後までいることはできずに9時頃には帰ってきましたが、本当に美味しい食事を満腹になるまで食べられて、下手くそな素人カラオケではない正真正銘のプロの演奏を聴けたので、とても幸せな気分になれました。ありがとう、フィリップ。来年も招待してね〜。
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