2015年2月9日月曜日

コンビニ・スーパー戦争





人口12万人でネット検索してみると、日本では市政が布かれている地方自治体としては、中核都市というべきサイズ。私が住むフィリピン・ネグロス島のシライ市が公称人口12万人。しかしながら実感としては本当に小さな地方都市。人口の割に広い市域の山間部に村落が散在しているからでしょうか?
市の中心部には、商店が立ち並ぶ目貫通りが500メートルもあるか?という感じ。この田舎街に、今3軒のコンビニエンス・ストアーと2軒のスーパーマーケットがあって、さらに3軒目のスーパーが建設中です。

シライ市に一番古くからあるスーパー「ロペス」ができたのも、ほんの4〜5年前でした。その後、第二のスーパー「プリンス」とコンビニ3軒は全てここ2年以内の開店。これらの店舗は、徒歩10分ほどの範囲内に集中して建っています。もちろん、これだけではなく、昔ながらの公設市場や食料品の小売店もいっぱいあって、これはどう考えても過当競争に突入してますね。

ただ、日本で駅前の再開発がブームになって、大手の小売店の進出によって地元の商店街が寂れてしまったのと比べると、やや趣を異にしているようです。スーパーができても、最貧層の人たちが買い物できる値段にはならないので、完全に客層が分かれている。

ということは、ただでさえ少ない中〜上流層の顧客を、新規店を加えると6軒のコンビニ、スーパーで取り合うことになる。これはちょっと無理がある気がするんですが、どうでしょう?

スーパーの品揃えを比較してみると、プリンスはかつてのダイエーみたいです。とにかく安い。そのかわり品質は大したことない。最古参のロペスはやや値段は上ですが、それでもかなり格安感があります。近々オープン予定で、今店舗の建設中のセーブ・モア(略称SM)は、一気に格が上がって「いかりスーパー」という感じ。日本からの輸入食材も置いていて、値段はこちらでいうと高級店。





こうして見ると、一応の棲み分けはされていますが、この勝負どうなるでしょう。個人的にはSMが近所にできると、わざわざ隣町までいかなくても、日本製の食材が手に入るので嬉しいのですが、このシライ市ではどのくらいお客さんが来るかは、ちょっと分かりません。



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