我が家の周辺の道端には動物がいっぱい。犬猫の類から鶏、山羊、水牛、たまに馬。夕立が降り出すと大人の手のひらサイズのヒキガエルまで。こいつらが車が普通に走るような道で「生活」しているので、運転してると危なくてしょうがない。
今朝も子供を小学校に送った帰り、仔犬がよろよろと私が運転する車の前を横切りました。幸いそれほどのスピードでもなかったのでハンドル操作と減速で余裕を持って避けましたが、この道では何度か昼寝してる犬を轢きそうになってます。
このニアミスの少し後に、生まれたてらしき仔猫の鳴き声を耳にしました。ほんとに細ぉい声で「み〜み〜」。でも草むらかどこかに隠れているようで、そのまま通過。
昼前頃、なぜか久しぶりにサイクリングでもしようと思い立ち、自転車で出かけようとすると家内に呼び止められました。「ついでに食パン買ってきて。」 私の自転車は荷台もバスケットも付いてないマウンテンバイクなので、そうなるとバックパックを背負わないといけません。
面倒臭いと思いつつ、最近オープンしたばかりの最寄りスーパーに向かう途中。偶然朝仔猫の鳴き声を聞いた場所にさしかかると...生後1週間経つかどうかというような、小さな小さな猫が、炎天下の道のど真ん中で「み〜み〜」。すっかり忘れてましたが、さっきの猫!
もし自転車ではなくて車だったら、轢き殺していたかも。道の脇に自転車を停めて、片手で持ち上げました。まったく警戒もせず、相変わらず私の手の中で「み〜み〜」。辺りを見回しましたが、他の猫はどこにもいません。
数秒の間に「こいつ連れて帰ったら家内が怒るかな?」「猫飼ったら天井裏のネズミを捕ってくれるかな?」「世話はメイドのアミーに頼めるかな?」などなど、たくさんの自問自答。まるで仔猫を運ぶためみたいに、空のバックパックまで用意してる。「この猫との出会いは運命やったんや」と自分勝手に決め込み、猫を背負って、さっさと元来た道を戻りました。
仔猫を見た瞬間の家内のリアクションは予想通り、やや嫌悪感の混じった驚き。汚がって触ろうともしません。対照的にアミーは大喜びで頬ずりせんばかりで、こちらも予想通り。私はそのまま仔猫をアミーに預けて、スーパーに向けてもう一度自転車を漕ぎ始めました。帰宅した時には当然バックパックの中には牛乳が。
次回に続きます。
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