2016年6月20日月曜日

3年目の一時帰国 聖歌爆唱 武庫之荘教会


一週間ちょっとの一時帰国で、ちょうど真ん中あたりが日曜日。素行不良の信徒ではありますが、これでも一応カトリックなので、やはり日曜の朝はミサに与ります。日本にいる頃、最後に所属していたのは福岡の西新(にしじん)教会。今回は関西と一泊だけ東京というスケジュールだったので、地元、尼崎市内の教会に足を運びました。

この日にお邪魔したのはカトリック武庫之荘教会。高校の同級生で、割と最近になって再会したK君が所属する教会で、私にとっては初めての場所。それほど大きくはないけれど、日本の教会らしく清潔で掃除が行き届き、何よりも明るい。フィリピンの教会は、スペイン統治時代のスタイルそのままで、大抵は薄暗く、大きな聖堂になるほど、埃っぽいところが多い印象です。

K君曰く「プロテスタントの教会みたいやろ」とのことですが、フィリピンの教会を見慣れた私にとっては、典型的な日本のカトリック・チャペル。

そして小規模な日本の教会ではよくあるように、信徒さん同士がお隣さんのように、親しくご挨拶。ただ、やはり日本のカトリック全体と同じく、平均年齢はかなり高め。もう50代の半ばである私やK君が、まだまだ中堅に感じられます。

さて、いよいよミサの始まり。三年ぶりの日本語でのミサに備えて、この日に歌われる聖歌の番号をK君に教えてもらって、フィリピンで練習してきました。我ながら気の小さいこと。

練習の甲斐あってか、気持ち良く歌うことができましたが、変に目立ってしまいました。以前にいた西新教会とまったく同じ状況で、高齢の方が多く、どうしても歌声は控えめ。しかも、十名ほどおられた聖歌隊のメンバーは大半が女性で、バリトンの男性がお一人。テナーで声量だけはある私の声が浮くのは、仕方がないですね。

早速ミサの最後に、フランス人の神父さまに、聖歌隊へのお誘いが。身に余るお言葉でしたが、残念ながらフィリピンに住んでますとお伝えすると、苦笑いされてました。

実は、この教会とのご縁は、友達のK君がいただけではなく、何とK君の友人で、フィリピンのネグロス島(!)在住のMさんの所属教会だったということもありました。このMさん、娘さんの留学のために、親子で東ネグロス州に住んでおられます。私たちの住む西ネグロス州からは、島の反対側。こんな偶然もあるんですね。世界も狭くなりました。

当日は、これまた偶然にも同じ時期に、Mさんと娘さんも一時帰国されていて、ミサの後、お昼ご飯をご一緒させていただきました。これも神さまのお導きということでしょうか?


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