先日、自家用車の給油のついでにタイヤの空気も補充してもらった時のこと。「お客さ〜ん、タイヤに釘が刺さってますよ〜。」と言われてしまいました。見てみると、左前輪には釘、右後輪には木ネジらしきものが...。
ネグロス島バコロドにあるトヨタのディーラーで、アバンザという車種を新車で購入してからもうすぐ4年。日本では販売されていないアバンザは、2003年インドネシア向けに開発された小型ミニバンです。比較的安価でも定員7名を乗せることができて、大家族が多い東南アジア諸国でヒット。ここフィリピンでも自家用車だけでなく、タクシーとしてもよく見かけます。
タイ製の我が家のアバンザ。エンジンも電気系統もすこぶる好調で、機嫌よく運転してきました。走行距離は約1万7千キロで、年数の割にはそんなに走っていないけれど、前輪タイヤの磨耗は目立っています。もう1年ぐらいはそのままにしておこうかと思ってましたが、これを機にタイヤを交換することに。
実は日本にいた頃は、ディーラーの定期点検で、言われたら交換するという受け身なドライバーだったので、何年ぐらいとか走行距離とかに関しては無頓着だった私。今回、初めてネットで「タイヤ」「交換」で検索してみました。すると磨耗がひどくなくても、3〜4年が目安とのこと。やっぱりそんなものなんですね。
さて、そうなると新しいタイヤを購入して交換...となりますが、ネグロス島では初めてのこと。元溶接工で、機械の修理には詳しい義父に聞いてみました。すると「よくぞ、ワシを頼ってくれた!」とばかりに翌朝、昔馴染みの友達が経営するタイヤ屋さんへ一緒に行くことに。
我が家からほんの数キロの場所にある、建て込んだ住宅地の真ん中。バラック同然の家に囲まれた、一軒だけ新築の綺麗な自宅で、タイヤだけでなくいろんな車の部品の販売や、タクシーのオーナーもしているという友達。かなり儲かってるみたいです。
そこで買ったのが「トヨモト・ジャパン」という、今まで私が聞いたことのないメーカーのタイヤを2本。1本2,100ペソ(約4,700円)だったので、そんなに安くもなかった。因みに当然のように中国製でした。
交換作業はそこではできなくて、別のタイア修理屋さんに持ち込みです。この修理屋さんが嬉しくなるほど「庶民の町工場」然としていて、年季の入ってそうなオジさんが、テキパキとタイヤを交換してくれました。結局、前輪2本は新しいもの換えて、ネジの刺さった右後輪は修理してスペアに。小一時間ほどで工賃は200ペソ(約450円)。製品の値段は安くなくても、人件費は相変わらす安いネグロス島です。
その後、家内から携帯にテキストが来ました。「古いタイヤは庭の花壇に使うから、捨てずに持って帰ってね〜。」
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