久しぶりに、ぎっちり日程を詰め込んだ観光旅行をしました。日本のお盆休みのような感じの、フィリピンのホーリーウィーク(今年は4/9〜15)。学校はすでに3月の終わり頃から夏休みで、お店や会社に勤める人は、遅くても木曜日からは休暇に入ります。つまり、この時期は、子供連れの家族が、どっと観光や行楽に繰り出すタイミング。
一昨年から仕事をしていた家内。でも昨年までは在宅勤務がメインで、平日も比較的時間が自由。混むのが分かっているホーリーウィークには、あまり出かけませんでした。しかし昨年10月から、家内の仕事が週5日の朝9時から夕方5時までのフルタイム勤務になり、まとまった休みはフィリピンのカレンダー通りに。
そして今年は、フェイスブックで知り合った、マニラ在住の日本人家族がネグロスに遊びに来てくれることになり、移住後初めてホーリーウィークのど真ん中の家族旅行という運びに。
今までにも年に数回ぐらいは、単身の方、家族連れを含めて、日本人のお客さんをお迎えしてきました。やっぱり時々こういうイベントがあるのはいいですね。私はまとまった量の日本語がしゃべれるし、子供にもいい刺激になります。特に今回は、2歳と6歳のお嬢さん二人がご一緒で、子供好きな家内は大喜び。
さて、その日程。
初日は、お昼過ぎにシライ・バコロド空港に到着お出迎え後、涼しくなるまで自宅でコーヒーブレイク。ネグロスと違って日本の食材が豊富にあるマニラからの、豆腐や生麺、赤だし味噌などのお土産をありがたく頂戴して、夕方はシライ市内観光。
そして翌日から一泊で、シライから車で約1時間の場所にある、ビーチリゾートのラカウォン島へ。ここは昨年日帰りで行った場所で、ブログにも書きました。今回のお客さんは、それをご覧になっていたようです。天候にも恵まれて、美しい夕焼け・星空・朝焼けを見ることもできました。
翌日は聖金曜日。午前中にシライに戻り、肉なし野菜カレーを作りました(聖金曜日は、カトリック信徒には肉断ちが奨励されます)。夕刻からは、年に一度の「十字架の道行き」(*注)に一緒に参加。これは、イエスさまの十字架での死を悼み、磔刑像や嘆きのマリアさまを飾った山車を何台も連ねて、市街地の13か所に設置した、竹製の十字架を巡るカトリックの宗教行事。
これはシライだけでなく、フィリピン全土の街で行われますが、参加する日本人観光客はあまり多くないと思います。他のお祭りと違って、派手な歌舞音曲はなく、市民総出で祈りを唱えながら、手にロウソクを持って練り歩く厳粛なものです。そう頻繁に見られるものではないので、お客さんにも喜んでいただけました。
そして最終日が、今度はマンテンリゾートのマンブカル。こちらは日本人の設計による露天風呂がある温泉地。フィリピン暮らしの日本人としては、本当にリラックスできる場所です。ただし、さすがに家族風呂はないので、水着着用なのは痛し痒しという感じ。
こうして書いてみると、これぞ日本人の観光旅行!ですね。限られた休日の間に、できるだけたくさん見て回る日本式スタイル。フィリピン人の家内と息子三人だけだったら、同じ3泊4日でも、おそらく一箇所でゆっくりしよう、となったと思います。まぁ、たまにはこういうのも悪くはありません。体力は使いましたが、ものすごい充実感でした。
ということで、1回の投稿ではとても語りつくせないほどの観光旅行。次回以降4回に分けて投稿したいと思います。
*注 こちらでは The Stations of the Cross と呼んでいるので、その訳語である「十字架の道行き」を当てましたが、これは本来カトリックの聖堂内に掲げられた、14場面のイエスの受難を描いた画像やレリーフを巡りながら行う黙想を意味します。
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