2020年1月22日水曜日

フィリピンで検出、新型コロナウイルス


出典:CNN

しばらく前から、ネット上で話題になっている、中国・湖北省の省都、武漢で発生した新型コロナウイルスによる肺炎。1月21日時点の情報では、北京・上海・深圳を含めて、患者数が291名、死者6人とのこと。すでに、日本、タイ、台湾、韓国、アメリカでも患者が確認されています。

そして、セブに渡航した中国人旅行者の5歳児から、同ウイルスが検出されたと、フィリピン保健省が発表。春節をこの土曜日(1月25日)に控え、タイミングは最悪。聞くところでは、この時期、のべ30億もの人が移動するんだとか。

NHKのニュースによると、2003年に同じく中国から世界中に広がったSARSコロナウイルスに比べると、感染力も致死率もかなり低いようです。とは言え、患者数の増加でウイルスの世代交代が進むと、遺伝子が変異して、より毒性が上がる懸念も。

フィリピンの場合、寒くて乾燥した冬がないので、日本と違って、毎年インフルエンザが流行するようなことはありません。ただ、少しぐらいの体調不良なら、なかなかお医者さんに診てもらったり、薬を買うことができない貧困層では、風邪の類いはすぐに広まってしまいます。因みに、結核で亡くなる人も多い。

5年前には、ここネグロス島のシライ市内で、水疱瘡が爆発的に流行。(蔓延!水疱瘡)この時は、医師に掛からないことだけでなく、感染症予防に対する知識の欠如が、感染の拡大を招きました。熱が下がったからと、水泡のある状態で子供を通学させる親がいましたからね。

今のところ、新型コロナウイルスに関しては、一通りネット上の記事を読んでみても、緊急事態という感じではありません。ただ、これからフィリピンに渡航しようとしている人は、当たり前のことながら、食事前の手洗い(できればアルコール消毒)やうがいをした方がいいでしょう。特に空港などでは要注意かと。

ということで、セブでの感染者確認の報道を受けて、速報的に投稿しました。

【追記】
などと、のんびりしたこと書いてたら、実際に武漢にいた人の話によると、かなりヤバいことになっているらしい。「コロナウイルスと闘う医師が伝える武漢の惨状


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