2020年1月29日水曜日

ヤクルトがない!

まず前提として、フィリピンでもヤクルトは売ってます。ただ売ってるだけでなく、フィリピン人の生活に浸透していて、大きなスーパーだけでなく、シライのような地方都市でも普通に店頭に並んでいます。

つい最近、甥っ子が消化器系の感染症(深刻な病気ではない)に罹った時には、町医者から母親に「ヤクルトを飲ませなさい」と言われたほど。

ウィッキペディアで調べてみたら、ヤクルトの歴史は1930年(昭和5年)まで遡り、京都帝大(現在の京都大学)の医学博士、代田稔という人が、ヤクルトの元になった乳酸菌の培養に成功。1935年(昭和10年)に、福岡市でヤクルトの製造販売を開始。私の両親が生まれる前から、売ってたんですね。

名称の「ヤクルト」は、エスペラント語でヨーグルトを意味する「ヤフルト(Jahurto)」からの造語。いかにも京大の学者が発案したっぽい由来。

最初は瓶詰めで、お馴染みの樹脂製の容器は、1968年(昭和43年)に登場。持ちやすく倒れにくく、子供が一気に飲める量を勘案した、プロダクトデザインの傑作。2008年に、日本のグッドデザイン(Gマーク)で、ロングライフデザイン賞を受賞しました。


そして、ヤクルトのホームページによると、アフリカを除くほぼ全世界に事業展開。フィリピンでは、1978年から営業が始まっているので、もう40年以上が経過。そりゃ、フィリピン国民の認知度は高くて当然。


フィリピン向け
ヤクルトのテレビCM

ちなみにヤクルト以外で、フィリピンで一般的に販売されている日本発の食品には、味の素、キッコーマンなどがあります。最近では、キユーピーのマヨネーズとか、抹茶味キットカットなどが、じわじわ人気が出ている感じ。料理好きの従弟のパウロに言わせると、キユーピーは「世界一」美味しいマヨネーズ。マヨラーの私は、激しく同意します。

さて、そんなヤクルトが、最近なぜかシライ市内のスーパーから忽然と消えてしまいました。最初は最大手の「セーブモア」で品薄に。しばらくすると、ロプェスやガイサノでも、商品棚からなくなって、もう半年以上は経つでしょうか。

最初はネグロス島への供給自体が、何らかの原因でストップしたのかと思ったら、隣街の州都バコロドでは、普通に売ってる。我が家では、子供が小さい時から毎朝飲んでいるヤクルト。仕方がないので、たまにバコロドに出かける時に、20本ぐらい買い置きしてます。

最初に書いた、医者からヤクルトを勧められた甥っ子の母も、わざわざヤクルトを買いにバコロドへ。

ということで、もしヤクルト関係者の方が読んでおられましたら、シライ市への商品供給を、よろしくお願いします。


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