2021年1月10日日曜日

新年早々、鬱々として楽しまず

 今年(2021年)2回目の週末、私の精神状態は惨憺たるものでした。

原因ははっきりしていて、まずベースに昨年3月頃から続く新型コロナの流行。これは、フィリピンにいようが日本にいようが、誰だって多少なりとも気伏せりな状況でしょう。日本から流れてくるネット情報は、陽性患者数が新記録だの、各国で始まったワクチン接種で副作用が出ただの、徒に不安を煽る内容ばかり。

最近では、あまりの鬱陶しさに、朝日・読売・毎日・産経などの大手新聞の記事はほぼブロック。代わりにイギリスBBC、アメリカCNNの日本語版と、ロイター、共同通信などだけを読んでます。不必要に感情を刺激しない簡潔なまとめ方だし、裏付けになるソースをちゃんと示してくれるから重宝してます。

ところが金曜日の1月8日は、例のトランプを支持する暴徒により、一時連邦議会が占拠されるという、とんでもないニュースで丸一日振り回される羽目に。英語で叛乱を意味する「インサレクション / Insurrection」なんて言葉を、まさかアメリカの国内報道で聞くとは思いませんでした。

それに加えて、日本での緊急事態宣言。どう考えても時期を逸してるし、集団感染発生場所としては、教育機関や一般のオフィスと比べて突出しているとは言えない、飲食店だけを標的にした営業規制。日本にいる友達の何人かは、飲食店を経営してます。それを思うと、一体何を考えてるんだと、腹が立って仕方がない。

いまさら比べて申し訳ないけれど、我が母国のリーダーより、フィリピンのドゥテルテ大統領の方が、よっほど国民が納得する政策を、タイミングよく打ち出しています。

そして最後のダメ押しが、金曜日の夜から土曜日の未明にかけての、私の住むネグロス島北部を襲った今年2回目の水害。当然のように深夜に停電はするし、自宅の周囲が冠水して、外に出ることもままならない。

幸運にも、我が家は浸水などの深刻な被害はなかったものの、フェイスブック経由で知る、友人知人たちの近況は、どれも気分が落ち込むようなことばかり。年末以来ずっと欠勤のメイドのライラおばさんは、連絡すら取れない有様。おそらくどこかに避難してるんでしょうね。

これだけネガティブな情報に接し続けたら、私でなくても気分は鬱になるでしょう。金曜の夜は眠れないのが分かっていたので、すごく久しぶりに、入眠に薬の力を借りました。お陰で、翌日の寝覚めは最悪で、1日何をする気力も湧かず。

道路が水浸しで、サイクリングは無理にしても、日課のストレッチと筋トレ、ボイストレーニングはしなかったし、三度の食事の用意も全部、家内にお任せ。今年初めてのイロンゴ語レッスンもキャンセル。何とか、洪水についてのブログを一本書きましたけどね。

ということで、寒くはならないフィリピンの気候に、助けられてはいるけれど、とにかく日差しが戻ってほしいと願っております。


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