2021年4月4日日曜日

竹の足場を再利用 やっぱりブラインドは必要

前回に続いて、屋根修理の足場に使った竹を、再利用したお話。

そのまま自宅前の路上に放置された15本の青竹を見て、フェンスのブラインドにしようと思ったのは、先日のお隣さんとの揉め事が発端。空き地に作った畑に、毎日、朝8時か9時頃にやってきてお昼に帰り、やや遅めの昼過ぎから暗くなるまで、野菜作り励むオっちゃん。

自転車に積んだデッカいスピーカーで、ディスコみたいにフルボリュームの音楽を、農作業のBGMに。「静かにしろ」と文句を言ったら、バランガイ(フィリピンの最小行政単位)経由で苦情申し立てをされた件。(バランガイからの召喚状 バランガイ・キャプテンの調停

バランガイ・キャプテン(町内会の会長さんみたいな感じ)の仲裁よろしく、お隣さんとの関係は何とか修復して、静かにはなったものの、正直、見たくもないオっちゃんの自転車を漕ぐ姿が、毎日2往復、嫌でも目に入ってしまいます。

これは我が家のフェンスが、風通し最優先の、下半分ブロック+上半分スカスカの角パイプの格子だから。今住んでる自宅を設計した時には、まさか隣近所と、こんなにややこしいことになるとは想像もしてなかったし、周囲の家を見ると、結構このタイプのおおらかなフェンスが多い。やっぱり年中暑いから。

こっちから見えるということは、時間帯によっては、向こうからも室内が見える。さらに、このオっちゃんだけでなく、少しづつ空きロットに新しい家が建ち始めているので、以前に比べると、人通りも増えている。

いずれは、フェンスそのものを作り替えて、全部ブロック塀にしようと思っていた矢先に、使い道の無くなった竹材が手元に残されたというわけです。

ということで、またまたメイドのライラおばさんの親戚で、大工さんをやってる人を紹介してもらいました。この大工さんは、以前、週末だけメイドを頼んで、たった1日だけでバっくれちゃった、ライラの姪っ子グレッチンの旦那さん。(週末メイドの顛末

作業そのものは至ってシンプル。竹を短冊状にカットして、フェンスの角パイプ部分に目隠しをするだけ...なんですが、何しろ量が多いので、全部カットするだけで結局1週間近くかかっちゃいました。工賃は大工さん二人で6,000ペソで材料費の3倍。まぁ1万円ちょっとなので、日本と比べれば格安ですけどね。

出来上がりは予想通りで、プライバシーも守れます。ところが、なぜか家内とライラが口を揃えて「ペンキ塗らないの?」と詰め寄ってくる。私は、竹の素材感があって、悪くないと思っていても、彼女らにすると、竹そのまんまは安っぽく見えるらしい。実際安いけど。

この辺りは、感覚の違いとしか言いようがなくて、ペンキなんか塗ったら、そっちの方がよっぽど安っぽい感じがするでしょう。

さて、当初の予定通りにブラインドは完成しても、まだかなりの量の竹材が残ってます。それならばと、今度は家内が、大工さんに頼んで、植木鉢を置ける棚を作ってもらうことに。こちらは大した作業量でもなく、半日ほどで、素朴で可愛いガーデニングアイテムが出来上がりました。



大喜びの家内。でも、これはペンキ塗ろうとは言わんなぁ。


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