2022年6月3日金曜日

届かぬEMS

 先月(2022年5月)から、もう3回も投稿している、息子のパスポート更新の件。

当初の見込み通りなら、とっくに終わっているはずが、更新ではなく新規申請だったので、急遽日本から戸籍謄本の取り寄せ。ところがパスポートの受け取りの予定に間に合わず、別件のリゾート行きだけになったと思ったら、まさかのフライトキャンセルで、それも当日に中止。

そもそも数日で届くとホームページで謳われているEMSが、3週間近く経っても未着のままなんですよ。

海外暮らしの邦人なら、一度は使ったことがあると思われるEMS。日本の郵便局による Express Mail Service 国際スピード郵便。実は私、四半世紀前に家内と国際恋愛していた時に、このEMSを使ってラブレターのやり取りをしておりました。

当時、私が兵庫県の尼崎で、家内はパナイ島のミアガオという町に在住。ミアガオ市は、州都イロイロから車で小一時間ほどの場所にある田舎町。フィリピン大学ビサヤ・キャンパスがあります。家内は大学に勤める研究員でした。

普通郵便で送ったら、何週間もかかって結局紛失が当たり前の、今も昔も変わらぬフィリピンの郵便事情。ところがEMSなら、早ければ数日、遅くても1週間で手紙が届いてました。その分、かなり割高でしたけどね。

それでいくと、同じような地方都市の、ここネグロス島市シライなので、1週間も待てば戸籍謄本は到着していたはずが、今回がたまたま運が悪かったのか、それともネグロスの郵便局がポンコツなのか、5月16日に投函されたものが、このブログを執筆している6月3日になっても未着。

昔と違って、郵便物ごとに発行される番号があれば、ネット経由で現在位置をトラッキング。それによると、関空からマニラまでは4日目に到着して、同日にネグロスに向けて発送。どうも追跡できるのはマニラまでのようで、そこからはシライに着くまで情報なし。というのは、昨年、EMSで荷物を送ってもらった時がそうだったから。

さて、マニラから発送済みなんだから、いくらなんでも2日もすればシライの郵便局には届くだろうと思い、家内に頼んで取りに行ってもらったら、これが州都バコロドで止まっているとのこと。海を越えて約3,000キロのマニラまで4日なのに、ほんの10キロ程度のバコロドから、丸2週間たっても音沙汰なし。なんでそうなるかなぁ?

シライ郵便局の窓口の女性が、要領の得ない人で、イマイチ何を言ってるのか分かりにくい。話の断片を繋ぎ合わせて想像するに、バコロドの郵便局には、その周囲の市町村への郵便物が一旦集められて、週3回の車で各地に配送されるらしい。ところがこれが予定通りに来るとは限らず、週一になってしまうこともあるとか。

フィリピン人の家内がキレるぐらいなので、よっぽどドン臭いことをやってるんでしょうね。だいたい、紙の証明書がなければ受け付けないなんて、このネット時代に前世紀の遺物の如きやり方を墨守する、日本のお役所がダメなのは、前回の投稿で愚痴った通り。

日本のダメなところと、フィリピンのダメさ加減が掛け合わさって、末端にいる一般市民がストレスを溜めているわけです。

ということで、本日6月3日、金曜の夕刻にシライ郵便局に問い合わせたところ、どうやら週明け月曜日には届くらしいとのこと。まったく当てにはなりませんが、泣いても喚いてもどうにもならないので、届いたらラッキーぐらいの気持ちで、気長に待つしかありません。



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