2023年4月28日金曜日

フィリピンで思う成功者の定義


 私がツイッターでフォローしている有名な日本人というと、ホリエモン、泉 房穂・元明石市長、河野太郎デジタル相、鴻上尚史さん、病理医ヤンデルこと市原 真さん...多士済々に渡るのですが、今日は「ひろゆき」で知られら西村博之さんのツイートについて。

わざわざ人の神経を逆撫でしたり、炎上させてその火に油を注ぐなど、何かと話題になる人ながら、発言そのものは結構マトモなことが多い。先日も「なるほど」と思わせるような呟きがありました。それが、ひろゆき流の成功者の条件、のような箇条書き。

①働く必要がなくなった
②やりたいことをやるだけで暮らせている
③イヤイヤ満員電車に乗って通勤する必要がない 
④“人生超楽しい!”って思い続けている
⑤誰かをうらやましいと思わない

驚いたことに、この成功者の条件って、今の私にほぼ当てはまってるんですよ。③だけが変に具体的なのは、おそらくよっぽど嫌だったんでしょうね。私も30年近くこれをやりましたが、あれは本当に嫌でした。気持ちはよく分かります。

まず、50歳で早期退職して早や十年。やりたくない事ってまったくしてませんねぇ。もちろん満員電車にも乗らない、っちゅうかネグロスには電車がない。いつも「超」までは行かなくても、基本、毎日楽しいことが多いし、他人を羨むことってほぼない。そもそも、そういう思考にならない。

こう書くと、今現在の日本で、したくもない仕事をしに毎日満員電車に揺られ、楽しいことは少なく、周囲を羨んで生きている人にとっては、さぞや腹立たしいことでしょう。

結局のところ、満足できる生活を送るために必要な最小限のお金があって、そこそこ健康で、何より自分で選んだ生き方をしてるってことでしょう。大金持ちであることが条件ではないし、最近は若い時ほどの食事の量も不要。酒もタバコもやらず、性欲も普通に満たされております。

そして一番大事だと思うのは、自分で自分の機嫌を取る技術。人によっては、働く必要がなくても仕事っていうケースもあるかも知れないし、趣味が生き甲斐の人は多いと思います。趣味で自分の機嫌を取るのも、ある程度の知識や経験が不可欠。突然、絵を描くとかスポーツを始めても、楽しめるまではそれなりの練習が要りますからねぇ。

と、ここまで考えてハタと膝を打ったのは、自分の意思で日本を離れてフィリピンに住んでる人達って、②から⑤ぐらいまで、結構この条件を満たしているんじゃないかということ。例えば、前回前々回と投稿したカオハガン島のヨシエさん。

側から見れば、ずいぶんと不便な生活に見えるだろうし、誰にでも勧められる生き方ではありません。しかし、実際にお会いしてお話を伺った限りにおいて、笑顔がまぶしいほど幸せそう。私同様に、日本で暮らしてた頃にはなかった、生きている実感みたいなものがあるんだろうと思います。少なくとも「やらされてる感」は皆無。

まぁ①の「働く必要がなくなった」が大きくて、これさえあれば人間関係に悩むこともない。でもフィリピンで働いている日本人って「これがやりたいからフィリピンまで来た」という人が多い気がします。つまり働くことが、それほど苦じゃない。今から日本で働きたいですか?って訊いたら、ほとんどの人が「フィリピンの方が良い」と即答しそう。

ということで、このひろゆき流の成功者の条件。勝ち組・負け組みたいな言い方より、人それぞれの価値で決められる分、私はとても気に入ってます。自己満足と言われようが、自分が幸せなら成功してるんですよ。



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