2018年9月9日日曜日

ネグロスで作る大福の味


当初の予定通り、ここネグロス島シライでの、2週間の英語レッスンを終了した姪っ子。今日は朝から、お世話になったフィリピン人英語講師へのお礼にと、和菓子作りの材料買い出しに出かけました。

和菓子の材料と言っても、日本食材があるバコロドのショッピングモールではなく、トライシクル(オート輪タク)で我が家から5分もかからない、セイブ・モアのスーパーマーケット。一体何を買ってくるんだろう。

小一時間ほどで持ち帰ったのは、タイ産のもち粉(Rice Flour)、ココナッツ・ミルク・パウダー、そして金時豆(Red Kidney Beans)の缶詰。へぇ〜、こんな食材がシライで普通に売ってたとは知らなかった。つまり、これで大福を作ろうというわけです。

最初、餡子は、ウベ(サツマイモに似た紫色の芋)を蒸して、ペースト状にしたもので代用しようと思っていたらしい。ところが、姪っ子の言葉を借りると、スーパーの食器棚にいた金時豆と「目が合った」そうです。君、こんなとこにおったんか、とばかりに即購入。

関西に生まれ、今は関東地方の大学に通う姪っ子。生まれて初めての一人暮らしで、1年生の時は頑張って自炊してたのが、プログラミングの勉強はたいへんだし、自分一人のために調理となると、コンビニで出来合いを買って食べた方が安い。その上、バイト先の居酒屋では賄い食もあって、最近ほとんど料理をしていないとのこと。

今回のシライ滞在でも、姪っ子が厨房に立つ姿を見るのは、これが初めて。まぁ、やればできるというのは分かってたし、アシスタントにメイドのライラもいるので、台所仕事は任せて、私は2階の自室に籠もっておりました。

そろそろ、昼食とお弁当作りにかかる時間だと思ったら、階下から「できたよ〜」と嬉しそうな声。大福って、そんなに短時間でできるものだったのか?

降りてみると、ちゃんと大福の形をした食べ物が、お皿に置かれてました。今日は試作なので、数は少なめながら、ファーストトライとしては上出来。昼食後に試食してみたところ、味も食感もまったく違和感なしで、普通に美味しい。小さく刻んだマンゴーが入ってるのも悪くない。これなら、相手がフィリピン人でも日本人でも喜んでくれるでしょう。


作者本人は、まだまだ改良の余地あり、みたいな感じながら、まんざらでもない様子。その後、帰宅した家内や息子も、晩ご飯のデザートに一つづつ、美味しそうに食べてました。

そう言えば、隣街のタリサイにあるアヤラモールで、モチコ(Mochiko)という名前の、変わり大福みたいなお菓子を売ってましたね。そうか、あれは「餅粉」のことだったのかと、今頃気付きました。

調べてみたら、フェイスブック内にもホームページがあるぐらいなので、フィリピンでも大福は、ある程度の知名度と市民権を得ているのかも知れません。マニラやセブでは、人気があるんでしょうか?



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