2018年9月13日木曜日

誰が「甘ちゃん」やねん


「あまちゃん」と言っても、少し前に流行ったNHKの朝ドラではありません。(私は観たことないですけど)

姪っ子が先週まで通っていた、日本人向け英語学校の生徒に、「甘ちゃん」と呼ばれたそうです。フィリピンに滞在しているのに、叔父(つまり私)の家に泊まり、車で送り迎えしてもらってるから、ということらしい。

姪っ子を甘ちゃん呼ばわりしたのは、まだ20代ながらもう学生ではなく、世界各国をバックパックで旅するようなタイプの兄ちゃん。おそらくパスポートに押された、出入国のスタンプの数を自慢にしてるんでしょうね。

まったく勘違いも甚だしくて、もし私がその場にいたら、怒鳴りつけていたでしょう。まず、姪っ子(に限らず、他の生徒さんも)が、わざわざネグロス島までやって来たのは、異国暮らしの訓練を受けるためではなく、ただ単に英語が安価に学べるから。別に、地元の人の生活を体験するのが主目的ではありません。

せいぜい英語学習のついでに、せっかくここにいるんだから、観光旅行では触れることのできない、リアルなフィリピンを感じましょう、ぐらいの事。それに、姪っ子の場合は、夏休みを利用して、親戚を頼ってのネグロス渡航。その親戚の世話になって、何が悪い。

また送り迎えも、夜遅くなったり土砂降りだったり、本当に危ない時に限ってます。若い女性が、深夜に一人でトライシクル(オート輪タク)に乗って帰宅するなんて、ネグロスに生まれ育った人でも避けるもの。もっと言えば、車に乗れるだけの経済的余裕があれば、フィリピン人でもそれを贅沢だなんて思いません。万が一事故や犯罪に巻き込まれたら、責任を取れるわけでもなし。

一番腹立たしいのは、その張本人が、ほんの2週間ほど前に我が家で、私の料理したものを喜んで食べたこと。フィリピンに滞在してるのに、日本人の家でタダメシ食うのは、甘ちゃんとちゃうんか? 言ってる事とやってる事が、全然違うやんけ。そんな大口叩きたければ、極貧の人たちに混ざって、電気も水道もない場所に、2〜3年住んでからにしろと言いたい。

以前にも書いたように、こういう何の意味もない、不便さや貧乏暮らしを有り難がるメンタリティの持ち主って、フィリピン在留邦人にもたまに見かけます。自己満足で、いかに安上がりに暮らせるかの追求は、好きにすればいいけれど、同じことができない(あるいは、敢えてしない)人を見下す態度は、側から見ても嫌な気分になりますね。




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