前回、前々回と在セブ日本領事館での息子のパスポート更新手続きについて、愚痴日記みたいな投稿をアップしてしまいました。手続きは面倒でしたが、日帰りとは言えセブへの旅行自体はかなり楽しかった。
まずネグロス島の外に出るのが、去年5月のマニラ行き以来。隣街のバコロドですら数週間に1度ぐらいしか出かけず、軽い引きこもり。ただ、それが嫌だということではなく、自宅をかなり居心地良く作った結果もあります。またネットは普通につながり、映画やドラマ、音楽に書籍と、日本語コンテンツにも事欠かない生活なので、あまりフィリピンにいるという自覚がなくなる。
そんな日常から、飛行機に乗ってリゾートで有名なセブ・マクタン空港に降り立つと、まるで海外旅行の気分。たまたま天気が良くて、これから真夏を迎えようという時期だったこともあるでしょう。しかも、自宅のあるイロンゴ語圏の西ネグロスとは言葉が違って、セブはセブアーノ語圏。
日本領事館のあるオフィス街と、そこに隣接する巨大ショッピングモール「アヤラ・センター」に来ると、いよいよ異国情緒満載。どっちを向いても観光旅行客ばかりだし、ネグロスではほとんど見かけない高層ビルがいっぱい。フィリピン人の家内ですら「まるでフィリピンじゃないみたい」と呟いていました。
こう開発が進むと、街の佇まいは世界中どこに行っても変わらなくなるという見本みたいなもの。レストランやカフェの中だと空調も効いているし、東京や大阪と大差ありません。コーヒー一杯の値段が、ネグロス島のシライ市内なら十分満腹になる料理とライス分ぐらいもする。でも、たまにはそういうのも悪くない。
生鮮食料品がないぐらいで、レトルトやインスタント食品、お菓子にペットボトル飲料に胃薬・風邪薬などの常備薬もあります。ただし当然ながら価格はペソで、しかもかなり割高。でも、こっちに長期滞在してると大喜びで、一種の興奮状態になるのは、間違いなし。
私より家内がはしゃいでしまい、あっという間に3000ペソ分(約8000円)も購入。私たちの前にレジに並んでいた日本人らしきお客さんは、5000ペソ支払ってましたね。もしこの店が近所にあったら、1か月に1回ぐらいは買い出しに来そうです。
さて、戦利品をバックパックに詰めて、夕方のフライト目指して少し早めに空港へ。空港内の店で土産物を物色していると、何だかこのまま日本へ帰国するような錯覚を起こしてしまいました。20年前のハネムーンはセブでしたからね。
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