2016年9月11日日曜日

フィリピン式エスカレーターの歩き方

フィリピン最大のショッピング・モール、SM(スーパー・モール)が「歩く人のためにエスカレーターの片側を空けましょう」というキャンペーンを始めました。と言っても、私が実際に見て確認してのではなく、フィリピン人のフェイスブックへの投稿。

それによると、「Walk on the LEFT, Stand on the RIGHT」歩く人は左、立ち止まる人は右。つまり、歩く人のために、左側を空けることを奨励している。

このルール(マナー?)、日本でも話題になってましたね。全国的には右側を空けるのに、なぜか大阪だけ左側だとか。いや、そもそもエスカレーターを歩いたら危ないから、空ける必要がないとか。日本だけでなく、イギリスやオーストラリア、ニュージーランド、マレーシアなどで行なわれている習慣なんだそうです。イギリスとマレーシアは、仕事で何度も渡航しましたが、気が付かなかった。

外国のことはさて置き、なぜ今更フィリピンで?
シライ市内でエスカレータのある建物は、空港のターミナルビルぐらいですが、近隣のタリサイや州都バコロドには、SMシティ・バコロドを含めて、大きなショッピング・モールがあるので、エスカレーターはたくさん稼働してます。

もう移住して3年以上になるのに、エスカレーターで歩いている人なんて、見た事ない。(故障してよく止まるので、そんな時は歩いてますよ。)道歩いてても、みんなゆっくりだし、関西人の私を追い抜くフィリピン人は皆無。考えてみたら、朝のジョギングやスポーツ以外で、街中走ってる人さえ見た記憶がない。急がず焦らずが、国是ではないかと疑いたくなるこの国。どう考えても、こんなルールを導入する意味が分からない。まず、定着するとは思えない。

ただ、面白かったのは、フェイスブックの投稿をシェアしたら、フィリピン人の友達は無反応だったのに、日本人は結構コメントくれたこと。やっぱり皆さん、日頃から気にしてるみたい。この手の公共空間でのルールやマナーって、日本人は本当に敏感ですからね。

さて、およそフィリピンに似つかわしくない、このルール。守られるのかどうか、しばらく静観したいと思います。


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