2019年10月7日月曜日

終わりそうで終わらない現場

遂に着工以来、丸半年が経過した、裏庭のゲストハウス建設。建物本体は外装も内装も殆ど仕上がり、ほんの少しだけ塗装のタッチアップが残っている程度。でも、建具と配線・配管が微妙に未完で、まだ住んだり宿泊したりはできません。

大工さんの作業は、周囲フェンスと、それに付属する3メートル四方の鶏舎の仕上げに移行。今週中にはモルタル完で、来週までには塗装の見込み。庭には、合計25立米の土入れが終わっています。







南西の角には鶏舎
屋根はトタン、壁と扉は竹の予定



南東には発電機を設置

建具に関しては、建て付けがイマイチの場所を調整したり、網戸のスライド鍵の鍵穴を開けるぐらいなので、戸締りはできるし、虫もだいたい防げます。

水道は、全部配管が終わって開栓済み。ところが、配管担当のアントニオ君が何を勘違いしたのか、シャワーからの水量を調節するバルブを、外したまま水道管をつないでしまった。これでは元栓開けたら水流を止められない。なので、こちらは、バルブ取り付け待ち。

そして、肝心要の電気がまだ。水は出てもポンプが稼働できないので、加圧ができないし、電熱式給湯器が使えずシャワーのお湯も出ない。つまり全体では、電気待ちと言ってもいい状況。

これは、配線工のサルディと相棒のセバスチャンの手が遅いからではなく、電力会社のセネコ(CENECO / Central Negros Electric Cooperative 中央ネグロス電力)に提出する書類の準備がまだ整わないから。

母屋を建てた5年前とは、手続きのルールは変わったらしい。まずは、建築申請時の配線図を承認した、ライセンスを持つ電気技術者に、最終の使用電力量を計算してもらい、その書類にサイン。それを申請者がセネコに提出して、許可をもらうという流れ。セネコからは工事前に、現地で確認のため担当者が見に来ます。

配線工のサルディは、電力計算書に基づいた仕様の分電盤を買って取り付けるので、書類がなければ、次の作業にかかれないというわけ。分電盤込みで配線が完了しないと、セネコに電気工事を頼めません。


分電盤設置場所は、まだこんな状態

さて、こういうややこしい手続きになると、地元民の家内に頼るしかないわけですが、家内もルール変更を知らず、申請図面に係わった技術者の連絡先が分からない。やっと住所を探し当てて、わざわざ技術者の自宅まで、書類作成を有料(500ペソ)で依頼しに行ったら不在。留守番のメイドさんが要領を得ない対応で、電話番号も教えてくれないから、3回ぐらい無駄足。

やっと依頼できたと思ったら、今度は建築士作成の図面に間違いが発覚。今現在は、その建築士に、間違いを訂正した図面の再作成を頼んでいるところです。

これが出来て、ようやく電気技術者のサインが貰えて、それからセネコのオフィスに書類提出。今日が週明け月曜日で、今週中に電気工事ができるかどうか。いつもながら、フィリピンの書類申請の煩わしさには、手を焼きます。

ただし材料への出費や、大工さんへの支払いは、もう先が見えてきました。電気の目処が付いて、次の週末は、家電製品と家具の購入ができたら、いよいよ終わりという感じです。


9/29〜10/7の出費

大工さん給料:11,800ペソ
配線工給料:2,000ペソ

土砂・コンクリートブロックなど:18,900ペソ
セメント、フェンス用鋼材など:9,590ペソ
その他:857ペソ

計:53,147ペソ

本日までの合計:1,958,845ペソ


とうとう、2ミリオンを突破しそう...。


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