2020年7月12日日曜日

フェイスブックでメイドを求人

この一週間ほど、日本の豪雨災害の報道で、遠く離れたフィリピンにいても気分が塞ぎがち。昔から、梅雨時には前線が停滞して大雨、というのはよくありましたけど、ここ最近は、ほんとうに異常。

同じく雨季のフィリピンと比べても、どっちが熱帯なんだか分からないぐらい。私が日本にいた時に、十年に一度あるかの被害が、毎年どこかで発生している感じがします。

ここネグロス島では、もちろん雨が多い毎日ながら、比較的穏やか。午後から激しく降ることはあっても、朝には止んで午前中は晴れて暑い日が多い。日課になっている朝のサイクリングや夕刻の犬の散歩も、雨で見合わせた記憶がほとんどありません。

それはさて置き、実は先週から、またメイドさんを募集しております。と言っても、今働いているライラおばさんが、辞めたり、働きぶりに不満があったりではない。自宅から通いのライラ。一緒に住む子供や高齢のお母さんの世話や、洗濯屋さんの仕事をしたりで、土日は我が家には来ません。

日本で主婦業に追われる人々からは、週に二日ぐらい、家事をしろよと言われそう。フィリピン人の家内にまで「洗い物や洗濯ぐらい私がやるから、別に必要ないよ」。ただ、追加で家政婦を雇っても、1日500円〜600円ぐらいのネグロス島。

今はコロナ禍の規制で、お客さんは来ませんが、普通なら、だいたいホームパーティは土日の週末。料理やら後片付けで、一番手伝いが欲しい時に、メイドがいないのは、何だかもったいない。便利な方に慣れてしまうと尚更です。

さらに、やや健康面で不安のあるライラおばさん。1〜2ヶ月に一度ぐらい、突発で休むことがある。そのバックアップに、との要望もあります。

ようやくコロナ規制が少し緩くなったのを機に、ライラを始め、地元の友達や知り合い何人かに、紹介を頼んでみたけれど、フルタイムならともかく、土日だけでは、なかなか見つかりません。

諦めかけていたところで、ふと気づいたのがフェイスブック。シライ市内限定「Silay City Jobs」という名前の求人グループがあるんですよ。これがなかなか面白くて「韓国で働きませんか?」などの海外出稼ぎとか、プログラマーやコックの専門職。事務系のオフィスワーカーから、子供を世話をするヤヤまで幅広くカバー。もちろんメイドの求人もあります。

さらに雇う方だけでなく、「仕事ください」の売り込みも可。ただ「何でもやります」「どこでも行きます」と、セールスポイントもなしに、助けてください、みたいなのが多い。そう言えば、近所の日本人向け英語学校の経営者が、このグループで英語の先生を探してたこともありましたね。

早速「求む週末家政婦」と短い投稿をしたら、驚いたことに、24時間しないうちに、20人ぐらいから「興味あります、家政婦できます」とのメッセージが来てしまった。半分以上が30代以上の既婚女性で、それ以外は、高校卒業したての若い子や、男性もいましたね。やっぱりコロナの影響か、仕事がなくて困ってる人が多いらしい。

ここから先は、あまり乗り気でなかった家内に、敢えて選抜を頼みました。というのは、何だかんだ言っても、メイドのボスはその家の主婦。私が勝手に選ぶと夫婦不和の原因にもなりかねません。私の場合、どうしてもプロフィール写真で、女性としての魅力に引っ張られてしまう。

それに、メイドをやろうという人は、英語が堪能なことは考えにくい。やっぱり、能力や性格の問題の有無は、地元の方言でやり取りできる家内でないと、判断が難しいのもあります。

そんな経緯で、家内に、20人から3人に絞り込んでもらい、個別のメッセージ送付。返事があった2人のうち、1人は6歳の子供を同伴したいとのことで一旦保留。ということで、最後に残ったメイド候補の女性に、家内が在宅勤務の火曜日、我が家に来てもらって面接することにしました。

さて、移住して初めて、SNS経由で人を雇おうという試み。うまくいくでしょうか。



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