2020年7月7日火曜日

ちょっと遠乗りサイクリング

移住後2〜3年は、結構マメにやってたサイクリングを、先月(2020年6月)から再開しました。

まだ日本に住んでいた、40代の後半ぐらいの頃には、毎週末に大阪の茨木市内の自宅から、吹田や千里ヶ丘のテニスコートまで、そこそこアップダウンのある片道約10キロぐらい漕いで、テニスを3時間やって...みたいな、今にして思えば、かなりハードなことしてました。

その時に、マイカル・サティで購入した、安ぅ〜い中国製のマウンテンバイク。フレームに印刷してある名前が、なぜかフランス風に「Gavotte」。このガボット号を引越しの時にフィリピンにまで運んでもらって、今でも乗っております。

中国製とは言え、日本市場向けの製品だったせいか、こちらに来てから、タイヤのチューブは、前後とも取り替えて、サドルがかなりボロボロになっているものの、まだまだ基本性能に支障なし。


愛車ガボット号とサトウキビ畑

ところで、フィリピンの、しかも田舎のネグロス島でなんて、スポーツサイクルに乗ってる人はいないだろうと思ってたら、これが大いなる偏見。土日ともなれば、身体にピッタリフィットの派手なウェアに、それっぽいヘルメットの兄ちゃん・姉ちゃんたちが、サトウキビ畑の中の道を軽快に走ってます。

家内の親戚にも、二人サイクル野郎がいて、聞く所によると、何と山間部のパタッグやランタワンまで遠征してるらしい。これは、シライの中心部から、ざっと20キロの距離で、しかも途中はかなりキツい上り坂が多数。本格的ですね。

さすがに、そこまで無茶なことはできないけれど、最近は、雨さえ降っていなければ、ほぼ毎日午前中の30分程度、私が今すんでいるビレッジ(宅地)内をグルっと一回り。宅地とは言え、3ヘクタールぐらいあるので、一汗かいて良い運動。


宅地なのに空きロットばかりで
水牛が放牧されてます。

まだ三分の二ぐらいが空きロットのままで、周囲がサトウキビ畑しかなく、360度見渡せる場所がお気に入り。遠く、マンダラガンやカンラオンの山並みも見えます。それにしても、あの中腹か、それより高いところまで自転車で登る人がいるって、すごいですね。


さて、そろそろ身体も慣れてきたので、先週末は、もう少し遠乗りして、シライ市街地の南北縦断を思い立ちました。

西が海岸で、東はマンダラガンの山間部まで達するシライ市域。東西に細長く30キロぐらいあっても、南北にはせいぜい5〜6キロ。縦断と言っても、市街地が見える範囲ぐらいなら、そんなにすごい距離でもありません。

目的地に選んだのは、北の外れに建設中で、もうすぐオープンの新しいホームセンター、シティ・ハードウェア。日本のコーナンみたいな感じの店構え。郊外型の車での来客を前提にした大型店舗です。

南は、我が家のメイドのライラや、家庭教師のアンが住む、漁港があるギンハララン地区。

日曜日の朝、9時過ぎに家を出て、まず向かったのがシティ・ハードウェア。シライの中央を走る、通称「ハイウェイ」こと、リサール・ストリートをひたすら北に向かって、自転車を漕ぐこと30分。サトウキビ畑の中にポツンと建つ、外観はほぼ完成した店舗に到着。もちろんお客さんはいなくて、まだ内装の工事中らしい。


帰りは、隣接する、これまた造成途中の広大な宅地内の、舗装仕立ての道路を通って、再び市の中心部。そこを抜けて約15分ほどで、何度か来たことのある、ギンハララン・バランガイ(最小行政単位)の入り口へ。

ギンハラランは、ハイウェイを挟んで、両側に住宅地があります。日曜の午前中なので、野菜や魚を売る露天商やら、道端で話し込むオっちゃん、オバちゃんで、いかにもフィリピン庶民の佇まい。移住して7年経っても、こういう場所に来ると「珍しい他所者」という感じで、ガン見されてしまうのは、仕方ありません。

ちなみに、魚を陸揚げする同じ敷地で、平日には、家畜の屠殺と解体が行われています。


ギンハララン漁港

ということで、ざっと1時間半の行程で、移動距離は10キロ強ぐらいだったでしょうか。見た目は他所者でも、知り合いは結構いるシライ市内。ライラとアンだけでなく、ここは友達の職場だとか、家内の親戚が住んでるとか...。同じような街並みでも、そこにいる人の顔が浮かぶと、風景はまったく違って見えてきます。

幸い、少し雲があって、炎天下のサイクリングではありませんでしたが、お尻は痺れるし、日には焼けるし。お昼前に帰宅した頃には疲労困憊。昼食後には、久しぶりに2時間ぐらい、ガ〜っとお昼寝。

でも、これぐらいなら悪くないですね。今後もできれば、週一ぐらいで続けたい、ちょっと遠乗りサイクリングでした。


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