2020年7月30日木曜日

ネグロスでママチャリ



ママチャリに乗る姪っ子たち

私たちが住む、ここネグロス島のシライ市で、コロナ禍以降になぜか流行っているのが、日本のママチャリと植木。植木の方は、外出がままならないから、暇つぶしで庭や屋内の空いたスペースに、観葉植物を並べるんだろうと想像できますが、なぜ突然、日本のママッチャリ?

実は、ここ最近、日本から輸入した中古自転車を、シライ市内で売る店がオープンしたから。日本からと言っても、ほとんどは日本市場で流通したというだけの、中国製が多いんでしょう。いくら中古でも、一台4,000ペソ(1万円足らず)で販売できるんだから、そんな高級品の訳はない。

以前にも何度か投稿したように、フィリピンでも自転車に乗る人は結構います。ただ、需要は両極端で、自転車の横に、人が乗れる荷台みたいなのを取り付けた輪タクか、そこそこお金のある若者が、趣味でやってるスポーツサイクル。

輪タクは、暑い中を歩くの大嫌いなフィリピン人にとって、文字通り「市民の足」。バイクを使ったトライシクルよりさらに安価に利用できます。乗る方も漕ぐ方も、はっきり言うと貧乏人、なので、その自転車たるや、サドルは硬いし一漕ぎするたびにギシギシ。一度乗ってみたことがありますが、慣れないと、ハンドルさばきも覚束ない代物。

それとは真逆のスポーツサイクル。週末になれば、カラフルな柄で身体にジャストフィットのサイクルウェアを着込んだ連中が、何キロ、何十キロとツーリングをしています。

つまり、日本で一番たくさん出回っているであろう、ママチャリを始め、カジュアルに街乗りできるタイプがすっぽり欠落していたわけです。日本生活歴が15年で、ママチャリ愛用者だった家内は、ここでもママチャリがあれば便利なのにと、時々こぼしてます。

さぁ、それはどうかなぁ?ほんのちょっとの距離でも、暑いから、荷物があるから、はたまた雨が降ってるからと、歩かずトライシクルに乗る人たち。トライシクルが捕まらないのが、仕事や学校を休む理由になる国。歩くよりはマシとは言え、日常生活で普通のオバちゃんが、進んで自転車を漕ぐとは考えにく。

と思ってたら、意外や意外。時々、日本から入荷する中古ママチャリが大人気。買っているのは、その名前の通り、普通の主婦が多いらしい。家内の友達や親戚が買い込んで、休日の朝に、ちょっと遠くまで家族でサイクリングを楽しんだり。

私たちが住む宅地でも、朝、夫婦らしき中年カップルが自転車漕いでるのを、時々見かけます。買い物や、近所で用事を済ませに乗るというより、ジョギング代わり活用しているらしい。

日本で、まだ乗れるのに捨てられたり、駅前に放置して没収された、行き場のない自転車が、海外に輸出されるという話は、以前聞いたことがありますが、フィリピンの、しかもこんな田舎のネグロスにまで送られてたんですね。

この投稿の執筆に当たって、ネットで少し調べてみたところ、マニラやセブでも、まだ話題にはなっていないようです。ここ最近は、コロナ騒ぎで、それどころではないのか?

いずれにしても、想像してたより、フィリピンで受け入れられそうな日本式のママチャリ。まだ台数が限られているようで、何台か入荷してすぐ売り切れ。次の入荷までしばらく待たされるという感じ。

この調子で、ネグロスでもママチャリの認知度が上がって、そこそこ普及すれば、中国製の安い新品が出回るかも知れません。さらに、廉価版電動アシスト自転車がフィリピンに登場するの期待してます。


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