2021年8月12日木曜日

整体か呪術か

 前回の投稿したフィリピン妻の腰痛。まだ完治とまではいってないみたいですが、かなり痛みがマシになったようで、昨日からは普通に出勤。腰痛や関節の痛みって、露骨にクオリティ・オブ・ライフを下げるもので、家内もず〜っと眉間にしわ寄せて不機嫌な顔。やっとあの表情を見ないで済むと思うと、どこも痛くはない私もやれやれです。

で、結局のところ原因はよく分からないけれど、本人曰く、庭仕事のやり過ぎじゃないかと。それも大いにあるなぁと思うのは、コロナ禍以降、職場以外の場所には行きにくくなり、自宅にこもってできる植木の世話に没頭していた家内。しゃがんだり中腰姿勢になりがちなので、思った以上に腰に負担が掛かっていたのかも知れません。

植木にハマるのは家内だけではなく、ここ最近ネグロス島では植木ブーム。以前からあった素焼きの植木鉢屋さんは、ずいぶん景気良く店先に商品を並べてるし、フェイスブック内にもシライ市内限定で植木売ります・買います・譲ります、みたいなグループが。

このブログで着物姿の似顔絵を披露した義妹のジーナは、そんなに広くもない自宅庭の一角をきれいに整理して、ご自慢の植木や花を撮影。嬉々としてフェイスブックに投稿してます。


ジーナの庭

原因はともかく、二週間も続いた痛みを癒したのは、尋常に考えれば先週末に来てもらった出張カイロプラクティック。1時間のオイルマッサージが500ペソ(約1,100円)だったので、普通のマッサージに比べるとかなり割高。ちなみに私が毎週施術してもらっているセラピストは、同じくボディマッサージ1時間で300ペソ。

近所で評判のマッサージ師のオバちゃんだし、終わった後、かなり体が楽になったそうなので、普通のマッサージとはいろいろ違うんでしょうか。

ところが家内が打った手はそれだけではありません。

咳と鼻水がひどくて十日も休み、やっと月曜日に復帰した我が家のメイド、ライラに頼んで、買ってきてもらった炭。焼き魚とかバーベキューに使う炭火用の炭なんですが、これを七輪ならぬ、使い古しの錆びた金属製油漉しにくべて砂糖を振り掛け、その煙を全身に焚き込めてます。



これはネグロスに伝わる(?)古式ゆかしい悪霊退散の呪術。家内もライラも、呪術の心得があるわけではないけれど、二人とも何の疑いもなく「当然」って顔だったので、少なくともネグロスでは、特別変わった行いでもないんでしょう。

私と中学生の息子は、冷ややかな態度で見守りましたけど。

ただ、こういう土俗信仰ってバカにできません。かく言う私はカトリック信者なので、他人の信じることを頭から否定するのはフェアじゃない。同じくカトリックで、フィリピン大学の大学院まで出て、自然科学の徒である家内も「それとこれとは話が別」とのこと。

もっと言えば、お正月の初詣や節分の豆まき、七夕やお盆などなど...。その習慣を知らない外国人からすれば、多くの日本人は特定の信仰を持たないはずなのに、その生活は宗教的、言い方を変えれば、一種の迷信で満ちています。煙で体を癒そうとするフィリピン人も、似たようなものでしょう。

ということで、どっちの効能があったにせよ、穏やかな表情で朝の挨拶を交わせるのは、たいへん結構なこと。まったくもって、神さまに感謝です。



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