2018年8月23日木曜日

面倒臭いフィリピン関係者たち


英語留学やリゾートについての話題が取り上げられる機会が増えて、以前に比べるとずいぶんとイメージが良化してきた、日本でのフィリピン観。家内が来日した1990年代の後半なんて、犯罪や災害のニュースばかりで、テレビを見た家内が「ネガティブ・キャンペーンだ」と、よく憤ってました。

特にここ数年は、ドゥテルテ大統領の改革、あるいは、好景気に影響された経済関係の報道も、ネット上では相当数見ることができます。

それでも、相変わらずなのは、フィリピン在住だったり、フィリピンに足繁く通う日本人が巻き散らす、この国や国民を貶める言動の数々。私は、フィリピン以外の邦人コミュニティについて、リアルでもネットでも詳しくは知らないけれど、こんなにタチの悪いのが多いのは、ここだけなんじゃないかと思うほど。

そこで今日は、そうした「面倒臭いフィリピン関係者たち」の分類をしてみたいと思います。


1. エロおやじ

差し当たって、フィリピンのイメージを一番落としているのは、このグループ。国全体が巨大な風俗店としか思っていないようなタイプのオッさんたち。

このブログで何度も投稿しているように、私は、女性との出会いを求めて来比すること自体が、悪いとは思わないし、いまさら買春目的の旅行者を糾弾するつもりはありません。

ただ、遊ぶんならもっとスマートにやれと言いたい。空港やホテルのロビーで、「武勇伝」を大声で話すなんて論外で、そもそも群れないと行動できないのが情けない。その上、フィリピーナは金次第で何でもやる、金に汚いとネット上に書き散らす馬鹿。金で女を買いに来たんだから、そういう接し方をされるのは当たり前でしょうに。

少なくとも自分の行為は、誇れることではなく、見知らぬ誰かに吹聴するべきものでもない、という自覚だけは、持てないもんですかね? 第一フィリピンでも売買春は、違法行為ですよ。


2. なんでも悪口

1との関連性が強いのが、とにかく口を開けば、フィリピンの悪口しか出てこない人たち。風俗からフィリピンに関わり始めると、ほぼ100%、付き合うのは貧困層出身のフィリピン人。教育も満足に受けてないし、社会経験も乏しい。他にいい仕事もない。どうしたって日本人を金蔓と見てしまうのは止むを得ない。

ところが、自分の会ったことのある相手だけが、すべてのフィリピン人を代表していると思い込んで、徹底的に扱き下ろす。それは最初に、相手の顔を札束で張るようなことをするからでしょう。そんなに嫌なら、さっさと日本に帰れと言いたくなります。


3. 差別・偏見の塊

そして最近特に増えたのが、日本は何でもナンバーワンだと盲信する一方、フィリピン人だというだけで、怠け者だ、頭が悪い、マナーがなってない、と決め付ける連中。ボーイフレンドがフィリピン男性だという日本女性に「結婚したら、旦那を養うことになるよ」と、上から目線の訳知り顔で説教を垂れるのを聞くと、うんざりしてしまいます。

当たり前過ぎて、わざわざ言うのもアホらしいけれど、働き者で教養もあるフィリピン人は、いくらでもいますよ。何なら実名を挙げて、ここにリストを書き連ねてもいいぐらい。

自分が世話になっている国の人々を、差別と偏見でしか遇せない人は、腹を割って話のできるフィリピン人の(だけでなく、中国や韓国の人々にも)友達がいないんだろうな、と思ってしまいます。


4. 日本人を騙す奴ら

これも昔から、一定数いますね。結婚相手の紹介、彼女の日本への渡航のお手伝い、不動産購入の斡旋...。最近では、仮想通貨やネズミ講紛いのマルチ商法などなど。真面目にビジナスとしてやっている人がいる一方、最初から同じ日本人をカモにしようとする輩。

この頃は、ネットのお陰で、直接会ったことのない人にも、言葉たくみに儲け話を持ちかけることもできるし、日本に住んでいながら被害に遭う場合もあるでしょう。

最悪なのは、騙すだけでなく、やっぱり後を絶たない保険金殺人。フィリピンでは合法的にも非合法にも拳銃入手は難しくないし、その気になれば殺し屋が安く雇えるお国柄。ここまで来ると、面倒臭いどころか完璧な犯罪者です。


5. 貧乏自慢

1〜4に比べると少数派ながら、貧しい暮らしに適応している風を装い、普通の日本人を蔑む屈折した人。月々の生活費の安さ自慢から始まって、こんなにまずい食べ物でも平気です、汚いトイレは当然、お湯シャワーなんて金持ちの贅沢だ...云々。

本気でフィリピンの貧困と戦い、この国の社会を少しでも良くしたいと奮闘している人なら、まずこんな言い方、書き方はしない。そういうのに限って、実はちゃんと蓄えもあって、日本に帰国する気ならいつでも帰れる境遇の暇人だったりします。

悪意はなくても、やたらフィリピンの貧困を美化するのも、同じ系列でしょうね。いくら子供が楽しそうに笑ってたって、乳幼児の死亡率の高さを知れば、「貧乏でも幸せ」なんて、簡単には言えませんよ。



ということで、日頃の憂さ晴らしとばかりに、書きたい放題に書いてしまいました。念のために書き添えますが、仕事の都合などで、望まずしてフィリピンに住み、どうにも環境に順応できない人が不満をぶつけるのは、まったく事情が違います。それはお気の毒としか言いようがありません。

また、フィリピンに関わる多くの日本人が、こうした面倒臭い人々ではなく、ごく普通の常識ある人だというのも分かっています。ただ、ネット上で大きな顔をしているのは、上記のような連中。声がデカいだけに目立つ。態度も粗野で、ネットリテラシーも日本語の作文・読解能力にも難ありなのが多い。

リアルでもネットでも、そんなのは無視しておけばいいんですが、どうにも「要らんことしぃ」の性格が直せない私は、今日も、不毛な戦いを続けているわけです。


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