4月25日は私たちの結婚記念日。あれからもう、17年経ちました。
17年前のこの日、西ネグロスの州都バコロドの教会で挙式。4月〜5月が真夏のフィリピン。あの日も今日と同じく30度越えの暑い一日だったのを覚えています。ことさら暑い時期に合わせたわけではなく、勤め人だった私が比較的長めの休暇を取れるのがゴールデン・ウィーク前後しかなかった。
日本からの出席は、私の両親と弟二人、そして当時働いていた会社のフィリピン法人に在籍していた、先輩社員お二人だけ。式当日まで知らなかったんですが、フィリピンでは冠婚葬祭の正装は、白が基本だったんですね。
私の家族は、外国での結婚式など初めてだったので、当然のように「真っ黒」の略礼服。私だけは家内からの指示で、ベージュのスーツを用意してましたが、まさか花嫁以外の人が白を着るものとは、思ってもみませんでした。
日本と違って、教会のミサがメインのウェディング。2時間ぐらいはかかったと思います。 スペイン統治時代の古い聖堂なのでエアコンはなし。黒服着込んで、まるで我慢大会みたいなことになってしまった...。
当時の写真を見返してみても、フィリピン側の親族も友達も、見事なまでにみんな真っ白。男性の衣装は、麻で作った「バロン・タガログ」という、白くて風通しのいい涼しい礼服。フィリピンで働く先輩社員もこのスタイルでした。
最近ではこの習慣も少し変わってきたようで、花婿が黒のスーツ着てたりすることもあります。一昨年の親戚の結婚式では、テーマカラーが事前にアナウンスされていて、新郎新婦以外は全員青いドレスやシャツ。さて、息子が結婚する頃はどんなことになっているでしょうか?
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