2015年4月4日土曜日

聖土曜日の訃報

家内の亡き母のすぐ下の弟、叔父のパパボーイ。昨年末にこの叔父についての投稿をしましたね。同じシライ市内にまだ10代の娘三人と暮らし、今週の火曜日に69歳の誕生日をお祝いしたところ。最近は糖尿病を患い、足の手術をして歩くのも難しくなってましたが、まだまだ元気だと思っていました。

明日はイースターという、雲一つなく晴れた聖土曜日の今朝、電話でパパボーイが倒れて病院に搬送されたという知らせが。すぐに家内はパパボーイの娘たち(家内の従妹)や親戚と共に病院に駆けつけましたが、心臓発作で病院に到着した時は、もう手の施しようがない状態でした。年齢的に早すぎることはないにしても、人の命のなんと儚いことか。

折しも誕生日のお祝いとイースターの休暇を兼ねて、再々婚の相手である今の奥さんの連れ子、養女二人がマニラから遊びにきていました。この二人はもう二十歳を幾つか過ぎていて、働いているとのこと。思えば娘5人に囲まれて、長く苦しむこともなく亡くなったのは、幸せな人生の締めくくりだったと言えるかも知れません。


娘5人に囲まれた誕生日

ドラマや映画だったら、息を引き取った瞬間に暗転して葬儀や埋葬のシーンとなるところですが、現実はここからが大変。隣町の州都バコロドから叔母二人と従弟も駆けつけ、家内と一緒に、病院での手続き、葬儀の段取り、マニラに住む家族や親族れの連絡等々に忙殺され、帰宅したのは夕方の4時頃。私は昼食の用意を頼むという携帯電話へのメッセージを受けて、大量のパスタや炒飯、カレーを準備して待ってました。

10歳の末娘ダリルは、家内の実家に預けられていましたが、他の4人の娘たちが、一様に疲れた顔で私の自宅にやって来ました。みんな朝から何も食べられず、これが今日初めての食事。ものすごい勢いで用意した料理を平らげてしまいました。そうなんですよ、悲しみに暮れていてもやっぱりお腹は空く。お陰でイースターの家族用に買っておいた食材がほぼ無くなってしまいました。

みんなが帰った後、久しぶりに夕焼けの撮影に。今日はなんだかいつもよりずいぶんきれいに焼けましたね。パパボーイからのお別れのサインだったのでしょうか?



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