2015年12月22日火曜日

南国映画館「スターウォーズ・フォースの覚醒」


先週から世界同時公開されているスターウォーズ最新作「フォースの覚醒」。ここフィリピンでは日本より少し早く12月17日の木曜日から上映が始まりました。ネグロス島のシライで映画を観ようとすると、隣街バコロドのショッピング・モール、ロビンソンズかSMシティの中にあるシネコンが便利。

昨日、満を持して息子と一緒にロビンソンズの映画館に行って来ました。身近な人たちの間では若者を中心に結構盛り上がってるし、ネットでの日本の騒ぎようを見ると、さぞかし混雑してるだろうと推測。そこで逸る心を抑えて土日は外し、敢えて月曜日の朝11時15分の初回。モールの開店時間は10時なので、その少し前にゲートを開くのを待って、一目散に3階のシネコンへ...。

しかし、予想とは裏腹に映画館の窓口付近には人影なし。だいたい照明が点いてないし、チケットブースも無人。おかしいなぁ、もう学校はクリスマス休暇だし、職場によっては休んでるところもあるから、親子連れで長蛇の列かと思ったんですけどね。

病院の待合いとか、役所の手続き関連窓口はどこでも早朝から行列ができるフィリピン。ロトとかのギャンブルだって平日の午前中から人集りができる国です。料金も大人一人170ペソ(約400円)で日本に比べると断然安いのに。ふ〜ん、そういうものなのかなぁ?


まぁ第1作初公開の1970年代当時、高校生の頃から大ファンだった私のような人ばかりではないんでしょうね。現に同世代の中にも、全6作一度も観たことない友人もチラホラいますから。1時間も手持ち無沙汰になってしまったので、映画の後の予定だったクリスマス用の食材の買い出しを先に済ませました。

結局、チケットブースが開いたのは上映開始の30分前。私たちの他には親子連れ4人家族だけの、ほぼ貸切状態でした。北米では公開直後の興行収入世界記録を樹立かという勢いが信じられませんね。ただでさえ冷房が効きすぎの映画館。長袖のジャージを用意しましたが、ほとんど無人なので相当寒い。息子が鼻をズルズルさせたので、私のジャージまで着せました。


レイトショーかと思うほど誰もいない上映中の館内

肝心の映画の内容ですが、ネタバレしない程度に書かせていただくと、面白かったですよ。何より好感を持てたのは、長年のファンの心理を確実に理解していると思われる脚本。この物語の核である「父と子の葛藤」や「圧倒的なテクノロジー vs チームワーク」のような基本を外してない。また旧作のキャラクターには最大の敬意を払っているようで、それぞれの登場シーンでは拍手したくなるような演出。

監督のJJ・エイブラムスさんは、おそらく世界で一番のプレッシャーを感じながら撮ったと思います。何をやっても、何をやらなくても非難される超注目作。前作のスタートレックも、やはり全世界にファンのいる息の長いシリーズの新作。二つ続けてこんなに重たい仕事を成功させるとは、すごい人ですね。


0 件のコメント:

コメントを投稿