私たちのお隣さんで、家内の高校からの友達ナンシーは、お兄さんのレネがUAE(アラブ首長国連邦)のドバイにいて、航空機メーカー・ボーイングのマネージャー。レネの稼ぎで、綺麗な家が建ってそこにナンシーと一人息子のポールが住んでいられるわけです。
このOFW、フィリピン全人口の1割もいて、国家予算に匹敵する額の仕送りをしてるそうです。まさにフィリピンの大黒柱。そしてクリスマスには、里帰りで「国家の英雄」たちが一時帰国します。この時期には、大統領がマニラ国際空港の到着ロビーでお出迎えするのが慣例。ホンマかいなと思いましたが、以前日本にいる頃、家内と一緒に里帰りしたら当時のアロヨ大統領が到着ゲートで待っていました。すごい!
ネグロス島の場合、海外だけでなく首都マニラで働いている人たちも続々と帰省。こうなると、フィリピンでは当然のように連日パーティの嵐に。それでなくても大家族が多いこの国。中にはまだ幼い子供を故国に残して、親族一同のために外国で働いている人もいます。それはもう感動の再会。
こちらでは再会は「リユニオン」。英語をそのまま使います。先日紹介した写真スタジオとか、ちょっと大きなレストランでは「リユニオンにご利用ください」と広告を出すほど、フィリピン人にとっては恒例行事。
家内の従妹や叔父の三家族、医療関係の仕事でアメリカのシカゴに住んでいます。さすがにアメリカは遠くて毎年里帰りは無理ですが、今年は、マニラ在住の新婚の従弟が来週ネグロスに帰省予定。我が家にもご飯を食べに来てくれるので、そろそろメニューを考えないといけません。
そう言えば、家内が日本にいた頃、義父は家内の里帰りを指折り数えていて、帰ってくると帰国まであと何日とまた数えてました。フィリピン人にとってクリスマスとは、宗教的な意味以上にとても大切な季節なんですね。
今年もシライ市役所前の広場にお目見えしたツリー
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