2016年2月11日木曜日

怪力ネルジー

ネルジーが我が家の住込みメイドになって、早や三日。初日は緊張のあまりガチガチになってほとんど口も利けなけず、これはどうなることかと心配してました。
23歳にもなって人見知りし過ぎなのは、ひょっとして軽度の対人恐怖症なのかもと思ってみたり。もちろん私は専門家ではないので分かりませんが、何れにしてもあまりコミュニケーションが得意な方ではないのでしょう。

地元の方言イロンゴがイマイチ喋れないとお姉さんが言ってたので、家内との意思疎通に一抹の不安があったものの、少なくとも私が見る範囲では、まったく問題なく会話が成立しています。時折笑いもあって、家内に確認してみても「大丈夫」とのこと。

さらに不安だった英語に関しても、私の言うことは理解してくれているようです。ただ、英語に対してイロンゴで返事するので、ちょっと戸惑うことも。とは言っても「はい」「いいえ」ぐらいはさすがに私も聞き取れるので、今のところはこちらも「大丈夫」。

今朝あたりから、ようやく打ち解けた雰囲気になってきて、今日は食事の用意を手伝ってもらいながら少し話をしました。18歳からメイドをやっていて、もう6年目なんだとか。掃除や洗濯、芝生の手入れ...。道理で何を言いつけても手早く片付けてしまうわけだ。初代のカトリーナや二代目のアミーとは年季の入り方が違う。

そして、すごいのはその腕力。背丈は150センチそこそこなのに、二の腕は私よりも太い。あんまり見事なので、ちょっと触らせてもらったら紛れもなく筋肉。足腰もがっちりしてるし、相撲取らせたら強そうです。実際、飲料水用のタンクを持てるかと訊いたら、5ガロン入りの一つ20キロ以上の重さのものを両手に二つ、軽々と持ち上げて見せました。完全に男並みですね。

まだ若いしこれだけの体格なので、どれだけ食べるかと思いきや、驚くほどの少食。初日の夕飯をほとんど食べなかったのは、緊張のせいかと思ってたら、毎食こうなんだそうです。しかも肉類は食べられない。魚介類や卵はOKなので、厳密な意味でのベジタリアンではありませんが、それにしてもちょっとしか食べない。抜群の燃費の良さ。

考えてみると、食費はかからず、無駄口も叩かず、仕事は早くて力持ちとくれば、住み込みのメイドとしては理想的な人物と言えるかも知れません。願わくば、以前の二人のように半年やそこらで辞めないでほしいものです。


ネルジーが肩に担いで2階まで運んでくれた5ガロンの水タンク


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