聖バレンタイン・ディと言えば、フィリピンでも夫婦や恋人同士で贈り物の交換をしますが、女性から男性への一方通行ではありません。それだけではなく、親子や兄弟姉妹の家族や、親しい人同士の愛情も表現する日です。なぜか女から男へ、チョコレート(だけ)を贈る日になってしまった日本のバレンタイン・ディ。私の知る限りそんな習慣は、日本以外に聞いたことがないですね。
かなり内容には違いはあるものの、ここネグロス島でも盛り上がったバレンタイン・ディ。今年は2月14日が日曜日だったので、学校での行事は金曜日。シライ市内の公立校では、生徒がいつもの制服ではなく、女の子も男の子もみんな赤い私服で登校。
もともとフィリピンでは、赤い服は求愛の意味があると何かで読んだ記憶があります。服だけではなく、贈り物は花もお菓子も全部赤。朝の登校時には、子供達に買ってもらうために「I love you」と印刷した赤い風船や、赤いパッケージのキャンディに赤い花束などを並べた露天商が、校門の周囲に店を広げていました。
息子が通う私立校では、赤い服は着なかったものの土曜日の夕方からバレンタイン・パーティが開催。学校だけでなく、町中のあちこちが夜を徹しての野外ディスコ状態。まぁ、これは2月14日に限ったことではなく、何かっちゅうと踊って騒ぐフィリピン人の恒例行事ですが...。
さて当日の日曜日。たまたま息子のパスポート更新用写真を撮るために、隣街のバコロドにあるショッピングモールに家族でお出かけ。1週間前の春節の飾り付けと重複してものすごく派手なデコレーション。どちらの行事もテーマカラーが赤なので、全館、目も眩むような真っ赤っか状態。それに加えて、赤い服のお客さんもたくさん。真っ赤なタンクトップに赤いミニスカートの女性がいたりして、ちょっとドキドキしてしまいました。
さて私はと言えば、近所のスーパーで買った少しお高いチョレートに赤いリボンを付けて、家内にプレゼントしました。この頃は、バレンタインにチョコというのも流行ってきたようです。
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