2017年7月17日月曜日

筒抜けゴシップ


ここネグロス島では、朝も昼も夕方も、オっちゃんやオバちゃんが道端にタムロして、何やら楽しそうにお喋りしているのをよく見かけます。奥さん連中が、家事の合間に...というようなレベルではなく、数時間から半日も同じ場所にいる人も。そんなに長い事、よく喋ることがあるなぁ。

家内によると、別に大したこと話してないし、ほとんどは隣近所や知り合いのゴシップなんだとか。井戸端会議での噂話は、フィリピン人に限らず日本でも好きな人は好きだし、有る事無い事、特に誰かの浮気やら色恋沙汰は、あっと言う間に拡がりますね。

ただフィリピンの場合、メイドさんや運転手など、家族以外の使用人が身近にいるせいか、一次情報の精度が変に高くて、単なる憶測ではない話が、簡単に家の外に漏れたりします。また、ネグロスのような田舎では、近所付き合いが濃厚で、取り立てて詮索しなくても、お隣さんのプライバシーが垣間見えてしまうことも。

そう言えば、我が家のメイド、ネルジー。たまにサリサリ・ストア(町内に必ず一つはある、小さな雑貨屋さん)へお使いを頼むと、店番の女性にいろいろと根掘り葉掘り訊かれるんだそうです。いつも「インタビューされました」と笑いながら報告。

こういうのは罪が無くていいけれど、1ブロックほど離れたお金持ちの家は、メイドやガードマンが見聞きしたことが、その隣家に住む、家内の友達ナンシーに伝わって、そこから向かいの婆ちゃんや、角の未亡人など、あっと言う間にサブディビジョン(宅地)中に。

年老いた母親と息子の仲が悪くて、息子の方が「早く死んだらいいのに」と怒鳴ったとか、メイドさんにロクに食事もさせないから、すぐに辞めちゃうとか。この間などは、私の息子と同級生の娘さんが、テストで15点(100点満点で)しか取れなかった、なんて話まで。

他所事だからと。無邪気に面白がってもいられません。まだまだシライ市内では数人しかいない日本人。下手なことをすれば、情け容赦なしにゴシップネタにされるのは目に見えています。もう20年以上も昔、日本から出張してきた私にフィリピンを紹介してくれた、師匠のような存在だった、マニラ駐在の先輩社員。メイド〜運転手経由で、夫婦喧嘩したことまで、翌朝にはオフィスのローカルスタッフ全員に知れ渡っていました。

これでは夜遊びもできないと、その手の場所に行く時は、自動車運転禁止の社内規を破って、自分でハンドルを握ったそうです。(今になると、それでもバレてたんじゃないかと思いますが)

そんな悪い噂を流されないためには、まず軽はずみなことをしないのが一番。さらには、周囲に愛想よくして、メイドさんはもちろん、サリサリストアのおばちゃんにも、隣の空き地で水牛を放牧してる牛飼いのオっちゃんにも、会えばちゃんと挨拶して、世間話の一つでもすることが大事。まぁ、これはフィリピンだけで通用することでもないですね。


0 件のコメント:

コメントを投稿