このブログで何回も紹介した、ティンティンこと、クリスティン。私にとってフィリピン移住後、家内経由ではない初めてのフィリピン人の友人にして、元イロンゴ語(西ネグロスの方言)の先生。今我が家で働いている、メイドのネルジーを紹介してくれたのもティンティンだし、最近では、ドライバー兼カーレンタル業を営む旦那さんにも世話になってます。小学生の息子さんも含めて、家族ぐるみのお付合い。
知り合って最初の誕生日に、似顔絵を描いてプレゼント。ずいぶん喜んでくれて、しばらくフェイスブックのプロフィールに使ってました。今回は、それをベースに、ディテールをさらに描き込み。
わざわざ「美女図鑑」にアップするだけあって、ティンティンは実に魅力的な人。ただ顔立ちが整っているだけではなく、とても細かい配慮ができる。時間もお金もちゃんとマネージメントできて、一時期は、日本のNGOに勤務。日本人からもフィリピン人からも、信頼され慕われる、お母さんかお姉さんみたいな存在です。
今では、シライ市内の公立高校の先生。私の子供が通う学校ではありませんが、彼女のパーソナリティからして、まさに天職。
さて今回のイラスト。
着ているコスチュームは、フィリピンの伝統的な衣装の「テルノ」。バロン・タガログと並ぶ正装で、デビュー・パーティ(成人式)や結婚式にも着用できるフォーマルなものです。都会的に洗練された美人というより、ローカルで親しみやすく、シライ小町と呼びたくなる美貌なので、敢えて民族衣装を選びました。やっぱり似合いますね。
本人曰く「私の低い鼻は、フィリピンの誇りなのよ。」これは、説明が必要な言葉。つまり、征服者スペイン人の血が混じっていない、生粋のマレー系という意味。ティンティンが考えたオリジナルではなく、フィリピンの著名人が、そういう趣旨の発言をしたらしい。(他ではあまり聞きませんが)
もちろんこれは、メスティーソ(混血)を非難しているのではありません。私の知る限りフィリピンで、スペイン系かどうかでの差別は聞いたことはない。心の底に、かつての植民地時代の、つらい民族の歴史を忘れない、強い意志を秘めていることの表れなんでしょう。
ところで以前から、ティンティンって何となく見たことある顔だなぁと思ってました。一体誰だったか、思い出せないまま4年が経過。そして、イラストが完成に近づいた時に、やっと分かった。若い頃の菊池桃子さんだ!
菊池桃子さんは1980年代のアイドルで、私が20代だった頃、それはそれはすごい人気でした。映画にドラマ、テレビのバラエティ、CMなどに出演し、1985年には武道館での観客動員数で、ビートルズの東京公演を抜いて、当時の新記録を作ったりしたこともあるそうです。
今改めてネットで検索して、菊池さんの写真を見ていますが、とても愛らしいながら、確かに鼻が高いとは言えない顔立ちですね。
イラストからも菊池桃子さん、見えてきますね♪
返信削除そうかぁ…鼻にプライド。 うちのアサワにも教えてあげます。笑
この言い回しは、あまり一般的とは言えないので、奥さんもたぶんご存じないと思いますよ。(笑)
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