季節の変わり目というのは、日本でもフィリピンでも体調を崩しやすいようです。日本と違って、鉈で断ち切ったように、夏(乾季)から梅雨(雨季)になるネグロス島でも、寒の戻りならぬ、暑さの戻りはあります。
それもちょっと今日は暑いかな、どころではなく、いきなり丸一日が真夏に逆戻りの陽気。と思ったら終夜の土砂降りで、翌日は10度近く気温が下がる。これでは、かなり丈夫な人でも風邪を引いてしまいます。
私も毎年6月頃には、恒例の如くそうだし、今日はメイドのライラが不調で通院となってしまいました。
それでなくても、月曜日の朝が雨だったりすると、工事中の現場でも大工さんが休んでしまう。まだ屋根も葺かれてないので、雨中に仕事すると怪我のリスクが高くなるので、まぁ仕方ないですね。こういう事をあんまり小煩く指摘すると、フィリピンでは人が離れてしまいます。
とまぁ、いろんな理由で休んでしまう、フィリピンの労働者なんですが、大工の一人、マーロン君が「コーラ中毒」で今週から休職となってしまいました。
マクドナルド、ケンタッキーなどのファーストフードが、ひょっとすると本家アメリカより人気だと思えるフィリピン。ハンバーガーやフライドチキンの食べ過ぎで、お腹ぽっこりのメタボおじさん、おばさんはよく見るけれど、コーラ中毒なんて聞くのは、私も初めて。
でもネットで調べてみたら、それほど特殊な話でもないらしい。飲み過ぎで体に悪いのはともかく、やっぱり依存性もあるとのこと。
中でも目を引いたのは、別に取り立ててコーク好きでもない50歳の男性が、本当にやったらどうなるか、1日10缶のコーラを30日間飲み続けてみたという記事。(10 Cokes a Day)もう3年も前に投稿された内容なので、知っている人もかなりいるかも。
結果はほぼ予想通りで、実験中スポーツを続けていたにもかかわらず、体重は10キロ増え、体脂肪率も上昇。血圧に至っては、立派に「高血圧」のレベル。やっぱり糖分摂取量が半端じゃないからなぁ。それ以外にも、コーラの飲み過ぎが原因と思われる病気や、中には亡くなった人についての記事がたくさん。
何より怖いのは、よくない症状が出ていても、酒やドラッグ同様に連続摂取を止められなくなること。アルコール飲料に比べれば安価だし、どこでも簡単に買えるし。これは中毒になったら相当厄介でしょうね。そう言えば現場のあちこちに、小さなコークのペットボトルがたくさん捨ててありました。
だからと言って、今後コーラは絶対に飲まないなんて過剰反応はしませんが、やっぱり何事もやり過ぎはいけないようです。
ということで、7人の常勤大工さんが1名欠けてしまったものの、そろそろ塗装やタイル貼り、天井板の取り付けなど、専門性が要求される工程が視野に入りだしました。マーロン君は、セメント捏ね、土砂の運搬と言った補助業務担当だったので、もう欠員を埋める必要もないでしょう。
おそらく、今回の工事には間に合わないかも知れませんが、ゆっくり休養して、中毒から立ち直ってもらいたいものです。
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