2019年7月13日土曜日

メトロバンクの美人支店長

思いっきり「釣り」っぽいタイトルで恐縮ながら、本当に美人だったんですよ、メトロバンク・シライの支店長さんは。

このブログでも少しだけ紹介したことがある、支店長のナンシー・シャ女史。(「保険の支払いは銀行で」)なぜフルネームで知ってるかと言うと、去年の3月、たまたま銀行窓口に行った時に挨拶されて、ご丁寧に名刺を頂いたから。

さて今回、特に用事はなかったはずが、翌日にカラースティール(屋根材の販売と施工業者)への支払いを控えて、キャッシュで6万ペソが必要だったのに、なぜかATMが私のカードを受け付けてくれない。他銀行で試してもダメで、仕方なく窓口に駆け込んだ次第。

最初に対応してくれた行員さんは、対応姿勢は丁寧だけどイマイチ反応が鈍い。携帯と一緒に保管しなかったか?とか、カードの交換には100ペソ手数料が必要だとか、最初っからこちらに何かの落ち度があると、決めてかかっている。

取り敢えず急ぐので、カードに関する追求は置いといて、キャッシュを下ろしてくれと頼んでいると、それを見かねた感じで、支店長のナンシーが直々の接客となりました。偶然にも、顧客リストの更新で、家内のファイルを閲覧していた最中だったとかで、ちょっと驚いた様子。

初対面の時は、気付きませんでしたが、こうして至近距離で顔を突き合わせてみると、意外なほどの美人さん。おそらく四十歳前後ぐらいで、地方都市の小さな支店とは言え、さすがに大手銀行の管理職。二十歳やそこらの小娘には真似のできない、落ち着いた大人の魅力が満載です。

どこかで見たような顔だと思ったら、つい最近DVDで観た「スタートレック・ディスカバリー」で、シリーズ史上初、メインキャストでアジア系女性艦長を演じたミショル・ヨーさんに雰囲気が似ている。本人にそれを言ったら、「そんなに歳取ってないですよ」と苦笑いされてしまいましたが。


ジョージャウ艦長を演じたミショル・ヨー
007トゥモロー・ネバー・ダイで
ボンドガールにも抜擢されました

ナンシー・シャ支店長。名前からも分かるように、中国系メスティーソ(混血)の血筋。現金を扱うようなマネージャーや経営者には、こういう感じのお姉さんが多いフィリピン。しかも大抵の場合、男より頼りになります。

さて、その頼れるお姉さん。ではATMにどんなメッセージが出たのか、一緒に見てみましょうと、何と支店長自らがご足労。狭いATMコーナーに二人でいると、ちょっとドキドキしてしまいます。日本ではまず考えられないようなシチュエーション。

やってみたら何のことはない、カードに不備があるのではなく、2台あるATMの両方がレシートの紙切れ状態で、レシート不要のつもりで「No」を選んでいたのが、取引そのもののキャンセルになっていたから。私が試した、同じ通りにあるPNB(フィリピン・ナショナル・バンク)のATMでも、たまたま同じ状況だったということらしい。

要するに、ちゃんと画面内容を読め、という事。それでもナンシーは穏やかな笑顔を絶やさず、あんまりお利口さんとは言えない、英語の下手な日本人客に接したのは素晴らしい。たぶん営業をしても、トップの成績を収めたと思われます。

難しいトラブルとかではなく一安心。それにしても、デスクに座ったまま、あれこれ憶測を言うのではなく、即、現場現物で対応したナンシーは、マネージャーの鏡。こいう人ばかりがスタッフだったら、フィリピンの銀行窓口業務もずいぶん改善されるんでしょうけどねぇ。まぁ、稀な人材だから、支店長を務めているのか。

その後、窓口経由で下ろしたキャッシュを待つ間、少しお話。まだ60歳にもなっていないのに、ワーカーホリックのはずの日本人が定職に就かず、家内は国家公務員(教育省のシライ市分室の職員)という不思議な組み合わせ。好奇心を刺激されたのか、いろいろ訊かれてしまった。

ということで、金融機関の責任者、しかも知的な美人と個人的に知り合えるという幸運に恵まれた今週でした。


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