フィリピンの他の島や地域の事は分かりませんが、私たち家族が住む西ネグロスでは、乾季から雨季への変わり目は、まるで鉈で断ち切ったように、極端な変わり方をするのが常。
それほど汗っかきではない私でも、Tシャツの胸元が水をかぶったようにびしょ濡れになっていたのが、ある日の土砂降りを境に、扇風機すら不要なほどの涼しさに。それまでどこに雲隠れしていたのかと思うほど、蛙が出て来て大合唱。壁一面を覆い尽くす羽蟻が大量発生。
こうなると、体調を崩してしまうのも仕方ありません。特に今年は、例年2ヶ月半程度の真夏が、4ヶ月近くも続いて、身体に蓄積した暑さ疲れもあったでしょう。案の定、風邪を引いてしまいました。
熱帯特有の感染症ではないので、風邪の症状は日本で引いたのと大差はありません。何だか喉がイガイガするなと思ったら、翌日からは咳とくしゃみ。去年の同日の投稿を読める、フェイスブックのお節介機能によると、やっぱり同じような状況になっていたらしい。
風邪の特効薬と毛生え薬が出来たら、ノーベル賞ものだと昔から言われているように、21世紀になってもう20年になろうかという現在でも、風邪を引いてしまったら、栄養のあるものを摂って、安静にするぐらいしか手はありません。
そこで、くしゃみ鼻水の対処療法と睡眠導入を兼ねて、日本から持参してきたコンタック600を久々に服用。いつもの宵っ張りは何処吹く風と、午後10時前には消灯・就寝。
...の筈だったのが、間の悪いことにこういう夜に限って、週末でもないのに近所でフィエスタ(町内会のお祭り)。風向きの加減で、ドスドス腹に響くようなディスコサウンドが入眠を妨げてくれます。これまた日本で買った耳栓をしても、なかなか眠れません。
やっとウトウトしたかと思ったのも束の間、今度は蚊の襲撃。家中の窓、扉には網戸を付けて、蠅や蚊の侵入は少ない我が家ですが、たまに寝室まで入って来ちゃうんですよね。仕方なく、またもや日本から持って来た「押すだけノーマット・ロング300」を3回も散布(注意書きでは、1回で24時間有効)して、痒いところへは液体ムヒS。
結局こんなドタバタで、本格的に寝入ったのは2時ぐらいになってたでしょうか。折角早寝したのに、元の木阿弥。
そしてまだ薄日もささない早朝4時前、隣で眠る家内のいびきで目が覚めてしまった。本人は頑として認めないけれど、最近いびきがすごい家内。こっちの体調が良い時なら、あまり気にせずもう一度眠れても、この夜はもうダメ。
聞くところによると、いびきがひどすぎて、それがこじれて離婚に至るカップルもいるんだとか。何となく分からないでもない。もうメイド・イン・ジャパンの秘密兵器もネタ切れで、別室のベッドに一時避難。こういう時は、広い家を建てたのが本当に良かったと思います。
ただ、別室のベッドはマットレスがスプリングではなく、ウレタン製のやや固め仕様。若い頃ならそんな違いは全然平気だったのが、やっぱり50代の半ばを過ぎて、贅沢が身についちゃったんでしょうか。この状況ではもう2度寝が効かない。
ヤケクソでそのまま起きて、シャワーして着替え。6時前に家を出て、銀行ATMでお金を下ろしたり、早朝から店を開けている公設市場で、卵やバナナを買ったり。
家内と息子のためのお弁当を作る辺りまでは、勢いでがついて、このまま完治かと思ったら、昼食済ませた頃に、どうやら微熱が出て来た模様でそのままダウン。
それでも夕方には何とか起き出して、夕食の支度はしたけれど、洗い物も犬の餌用意も放棄して、今度こそは早寝をしました。
ということで、めでたく12時間近くも眠ることができて、寝過ぎで腰が痛いほど。やっぱり睡眠の効果はてきめんですね。鼻水は完全に治り、咳もほんの少し残る程度。もちろん平熱になって頭すっきり。こうしてブログを書くまでに回復しました。
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