2021年2月4日木曜日

発電機の下取り

 今年になって、3回目の発電機ネタです。今日は、新しいガソリン式発電機を購入して、不要になった古いディーゼル発電機を下取ってもったお話し。

最近は、フェイスブック内に「売ります・買います」みたいなグループがたくさん。ここネグロス島のシライ市内限定バーター(物々交換)グループもあります。なので、そこを使っても良かったのですが、今回は顔見知りのご近所さんに依頼。

そのご近所さんというのが、ちょうど一年ぐらい前に知り合った、同じビレッジ(宅地)に住む女性、クリス。旦那さんが日本人で、私の家内同様、かなり長く日本に在住。最近、ハーフのお子さん二人を伴って、生まれ故郷であるシライに戻ってきました。(ご近所の日比ハーフ姉弟

そのお子さんはもちろん、クリスも日本語はまったく問題なく喋れます。しかも、独立心旺盛で、なかなか商売上手な人。今回のコロナ禍で、想定外の旦那さんとの別居生活にもめげず、自宅の庭でカフェを経営したり、食材やら生活雑貨の宅配サービスをしたり。

お正月の水害では、自家用車に被災者に古着や食料を積んで、ボランティアの救援活動。行動力がある上に、困っている人は放って置けない義侠心の持ち主。私よりずっと若いクリスですが、いざという時に頼りになる姐さんという感じ。(二週間ぶりのメイドさん

こういうタイプの女性って、フィリピンには多い気がします。私が知っている中では、州都バコロド出身で、今は日本の東北地方に住む、四人姉妹の母ダイアナ。彼女は、震災で窮地に陥った同胞を助けるために、わざわざ秋田から福島に引っ越すような人。ちなみに、ダイアナとその娘さんたちは、以前、イラストのモデルになってもらいました。(日比ハーフの四姉妹

もう一人は、身内のことで恐縮ながら、家内の叔母ナンシー。今はフィリピンに戻っていますが、若い頃は日本暮らし。自分の生活も決して楽ではないのに、日本で困っているフィリピン人の支援活動に奔走。ついにはナンシー本人が経済的に行き詰まって、私がサポートしたこともあります。それも、その後ちゃんと返済してくれました。(キャッシュ・バック30万ペソ

とまぁ、ダイアナやナンシー同様に、信頼できるクリス姐さんなので、今回の中古発電機の下取りもお任せしたという次第。

考えたのは、下取り価格の設定。新品時の価格は40,000ペソ。10万円近い金額ながら、6年も使ったし、若干のエンジンオイル漏れもある。6.5キロワットで、冷蔵庫・電子レンジ・エアコンなど、ほとんどの家電製品が使えるパワーと引き換えに、騒音はすごい。

また、バッテリーやらフィルター交換などなど、意外とメンテナンスに手間がかかることなどを勘案して、破格とも言える売値5,000ペソを提示しました。そうしたらクリス曰く「もう少し早く言ってくれたら、私が買ったのにぃ〜。」つい最近、自宅用の発電機を買っちゃったんだそうです。ごめんね。

それでも、さすが顔の広いクリス。あっという間に買い手を見つけてきて、二日後には、弟さんがトライシクルで、でっかい発電機を引き取りに来ました。ご苦労さま〜。

ということで、次のオーナーへ運ばれていく古びた発電機に、若干の哀愁を感じつつ、思いの外、手際よく中古発電機を処分できて、ほっとしております。クリス姐さん、ありがとうございました。



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