日本のカトリックでは、あんまり馴染みのないサント・ニーニョ。フィリピンではとても親しまれていて、隣島のセブは守護聖人がサント・ニーニョ。その名前を頂いた教会がセブ市内の一大観光スポットになっています。
サント・ニーニョ教会
さて、我が家の祭壇。
設計の初期から設置することは決めていました。一家全員がカトリックの信徒だし、フィリピンなので当然でしょ?という感じ。しかし、詳細は工事が始まってから場所や形が二転三転。一時は玄関ホールの壁をくり抜いて作ろうとしてましたが、その隣の子供部屋を変更したので、そこに設置するのは中止。
結局、ダイニングの四隅の一カ所にしました。デザインも、タイルを張り始めてから気が変わって、そこだけレンガ風の設えに。で、出来たのが下の写真のような祭壇。
引越ししてから三ヶ月以上、肝心の主役の聖人が不在のままでした。本当はもっと前に何とかしようと、家内と話はしていましたが、雑務に取り紛れて放置されてました。
自動車購入後、神父さまの祝福を受ける様子
私は留守番でお店は見てませんが、カトリック関係の品物がいっぱい置いてあるところらしく、マリアさまも大小様々おられる。中でも一番の美人を選んだと言ってました。どのマリアさまも手作りのようで、一つ一つお顔の造形が違うとのこと。他のは不美人だったということではなく、何となくお顔が怖かったんだそうです。
さてやって来られたマリアさま。私の好みから言うと、石膏像のように白無垢がよかった。日本人なら理解されると思いますが、ギリシャ彫刻のような感じ。でも、フィリピンではそうはいかないんですよ。教会の壁におられるイエスさまの磔刑像でもヨセフさまでも、極彩色に着色されていて、肌は肉色で生々しいお姿。
実は、本家のギリシャ彫刻もパルテノン神殿のレリーフは、完成直後は、塗装されたド派手なものだったと最近分かったと聞きました。
我が家のマリアさまは、思ったほどすごい色でもなかったんですが、やっぱりリアルな色でした。身長は50センチちょっとぐらい。なかなか品のある表情をされています。
夕方になって、いよいよライトアップ。このために祭壇を照らすスポット照明を取付けていたのです。やっぱりいいですね。こうやってセッティングすると、自然と手を合わせたくなります。
どうか、末永くお住まいいただき、私たち家族をお守りください。+
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