2014年12月30日火曜日

年の瀬台風セニアン

あと数日で新年を迎えようというこの時期、また台風がフィリピンに襲来しました。23号台風セニアン(Seniang フィリピン名)。勢力はそれほどでもなかったのに、速度が15〜11km/hと自転車並みだったため、同じ場所での長時間豪雨で、各地で洪水や地滑りの被害が出てしまいました。

現地の新聞、インクワイアの記事によると、死者2名、行方不明1名、負傷17名、数千世帯が避難中とのこと。300キロに及ぶ広大な雨雲を伴ったセニアンは、フィリピン南部のミンダナオ島の南スリガノ州に上陸した後、私たちの住むネグロス島を含むビサヤ諸島を横断。昨日から激しい雨をもたらしました。
現在(2014年12月30日 午後9時)まだ台風は隣島のパナイの一部に強風圏がかかった状態で、明日31日にかけてまだ警戒が必要。

クリスマス休暇の真っ只中、これからお正月という時に、家が水浸しになったり避難しないといけないとは、察するに余りある気の毒な状況です。度々このブログで書いていますが、あまりに毎回同じことの繰り返し。もう少し何とかできないのでしょうか?

自宅のある西ネグロスのシライ市では、昨夜から今朝早くにかけて叩きつけるような雨と突風。一夜明けるといつものように、裏庭の半分は浸水して池のようになってました。これは新築工事の際に盛り土をケチったのが原因で、通常雨が止んで丸一日も経過すれば水が引くので、分かっていて放置してます。いつもと違うのは、裏庭を囲む竹製のフェンスの一部が倒壊していたこと。あらら。




飼育中の鶏のことが心配でしたが、親鶏もひよこたちも元気でした。我が家の被害は、修理費数千円程度のたかが知れたものですが、同じネグロスでもかなり深刻な被害も出たようです。現地の友人により、近隣のビナルバガン市で撮影された写真では、おそらくサトウキビ畑と思われる場所が、相当な範囲で水没。



身近なところでは、所用でパナイ島からシライ市の実家に里帰りしていた家内の友人家族5名が、フェリーの欠航により足止めを食っています。明日も台風の影響が残っていると予想されるし、それでなくても混雑する大晦日。なんとも大変な...。


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