花粉症があまりにひどくて、それが原因で海外移住を考えるケースもあるそうです。ならばフィリピンは大丈夫!...と言いたいところなのですが、ネグロス島に限っては、必ずしもそうではないらしい。
実はこのブログで花粉症を取り上げるのは、もう三回目。それも1月の終わりから3月にかけてと、だいたい同じタイミング。今年も一昨日あたりから、軽い咳と洟水にくしゃみ。日本の花粉症に比べると、大したことはないけれど、今回は小学4年生の息子も咳をし始めました。思い当たる原因と言えばただ一つ、サトウキビの刈り入れに伴う焼畑です。
2015年:これはひょっとして...花粉症?
2016年:ネグロス島の花粉症
全島がサトウキビ畑に覆われ、「フィリピンの砂糖壺」とも称されるネグロス島。ほんの数日間限定ですが、一斉に刈り入れが行われると、街中でも薄っすらと煙の臭いが漂い、遠くの景色が茶色くにじんで見えるほどになります。
上空から見たネグロス島の焼畑
以前、私が日本語を教えていた大学生のポール君は、どうやら煙アレルギーのようで、ちょうど去年の今頃、日本の花粉症患者と同じように、授業の間ずっと洟水とくしゃみで、とても辛そうでした。まぁ、こんなに煙が立ち込めたら、アレルギー体質ではなくても、体調も悪くなるでしょう。
さて、今年の煙シーズン。日本の花粉とは違って、数日乗り切れば大丈夫なので、去年一時帰国の時に買い込んだコンタック600を服用することにしました。相変わらずよく効く薬です。晩ご飯の用意中に、洟水が垂れそうになったので2錠飲んだら、食事ができた頃には、効果が。食後すぐに強烈な睡魔に襲われて、シャワーも浴びず8時過ぎに就寝。そのままま今朝の6時までノンストップ睡眠でした。
今日もいい天気のネグロス島。どうやら焼畑も終わったらしく、朝の空気から煙臭は消えていて、咳とくしゃみも快癒。薬のせいでまだ少し頭がぼぉ〜っとしてますが、気分は爽快です。さて、そろそろフィリピンは真夏の季節。息子も残り1か月弱で夏休みですね。
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