出典:GAHAG
喫煙者には厳しい姿勢で臨んできたドゥテルテ大統領。ダバオ市長時代には、公共の場所での喫煙を全面的に禁止。それを無視して飲食店で喫煙していた外国人観光客がいたそうです。店からの通報でやってきたのは、なんとドゥテルテ本人。銃を突きつけて、煙草を止めさせたとか。
これは噂とのことですが、ドゥテルテ氏ならやりかねない。そして昨年(2016年)11月の大統領令で、公共の場での禁煙がフィリピン全土に拡大しました。マニラ首都圏などの大都会ではかなり厳しく、愛煙家の邦人からも、悲鳴が上がっているようです。
実は私も、フィリピン人の家内と一緒になる前は、1日1箱・20本のペースで煙草を吸う喫煙者。大学時代から30代の半ばまでで約15年間の喫煙歴。ところがある日、勤め先の後輩社員が「私なんて、止めようと思えばいつだって禁煙できますよ」と、エラそうに言ったことがきっかけで、それじゃ二人で禁煙しようとなりました。日頃からこの後輩は、ちょっと生意気だったので、負けられるかと本気に。
やってみたら、あっけなく煙草と縁が切れたのは自分でも驚き。後輩が数日でギブアップしたのを尻目に、何週間、何ヶ月経っても全然煙草を吸いたいと思わない。禁煙って、こんなに簡単だったのか。
それ以来20年近い月日が経った現在に至るまで、1本も吸っておりません。家内は大喜びだし、毎日の食事は美味い。毎月1万円近い出費(当時)が減るし、部屋も汚れず良いことばかり。
気がつくと、私の身の回りには、かつてヘビースモーカーだったのが、諸般の事情で煙草を止めたという人が多かった。そして、そういう人に限って喫煙者には厳しいんですよ。俺が・私が、止められたのに、お前らはまだ煙を撒き散らして、周囲に迷惑をかけるのか、という理屈。
そういう個人体験があるので、ドゥテルテの禁煙政策にはエールを贈っています。でも、ネグロス島までは大統領の威光もまだ届いていないらしく、道端で煙草吸ってるオっちゃんは以前と変わらない。我が家のリノベーションを頼んだ大工さんも、休憩時に一服してましたね。私もそこまで目くじら立てる必要はないと思ってますが。
さて、ネット上のフィリピン在留邦人コミュニティーでは、どの場所で煙草が吸えるか、なんて情報のやり取りもしてるようです。まぁ、私からすれば、せっかくの機会なんだから、もう止めたらと思いますけど。なかなか簡単にはいかないんでしょうけどね。
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