2018年11月20日火曜日

やっちまった者同士


同好の志を見つけるのに、これ以上はないというほど最適なSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)。フィリピン移住前は、ほぼミクシィ一辺倒だった私も、今ではフェイスブックとツィッターのユーザー。コミュニケーション・ツールという点では、このブログもその範疇に入るでしょう。

最近でこそ、ボランティアや英語留学などの分野がありますが、ひと昔前だったら、仕事以外でフィリピンに関わってると言うと、それだけで色眼鏡で見られたし、日本国内でフィリピン関係者をリアルで探すとなると、フィリピンパブかカトリック教会みたいな、極端な選択肢しかなかったように思います。

さらに、フィリピンに移り住んでからは、SNSなしでは近くに住む日本人を見つけることさえ至難の技。私にしても移住前は、若いフィリピーナと同居する爺さんしかいないものだと、勝手に決め付けていたので、ネグロスのような僻地に住めば、ずいぶん孤独な毎日になるだろうと覚悟してました。

ところが物事は、やってみないと分からないもの。まずスピードや安定性で問題は多いものの、予想よりネット環境はずいぶんとマシ。少なくとも日々SNSを使うぐらいなら、あまりストレスは感じてません。

それ以上に予想外だったのが、年齢・性別・フィリピン在住/渡航の理由など、千差万別の日本人をSNSを通じて知ったこと。男女を問わず若者もいるし、仕事絡みにしても実に多種多様。若いフィリピン女性と中高年日本人のカップルにしたって、水商売経由ではないケースがいっぱい。これは私自身の不明を恥じるべきですね。

ということで、移住後にこのブログを書き始めたり、フェイスブック内のフィリピン関係グループに入ったり。それが高じて、今では自分がグループ運営に関わったりもしております。有難いことに、そこで知り合った人が、フィリピン/日本在住を問わず、かなり頻繁に、このネグロス島の我が家までお越しい頂くようになったのも、それこそまったく予想外の展開。

最初にフィリピン好きというフィルターを通しているので、当たり前な話ながら、実際に会うと気の合う人ばかり。共通の話題はいくらでもあるし、価値観が近い。日本語を喋れる貴重な機会ということもあり、初対面なのに、つい2時間3時間と話し込んでしまいます。

考えてみれば、フィリピンに住んでいたり、わざわざネグロスまで来る人って、何かしら、「やっちまった」経験があるんですよね。これは必ずしも悪いことではなく、周囲の反対を押し切って、自分がやりたいことをやっちまったという意味。私の場合だと、美術系の大学に入ったことや、離婚、その後の国際結婚、早期退職にフィリピン移住。(少し前に「人生の撤退戦」と題して、このブログに投稿した通り)

よく、やらずに諦めて後悔するより、やって後悔した方がいい、なんて聞きます。我が家に迎える日本人のお客さんは、まず全員がご賛同。そして、フィリピン住まいを後悔している人は、来たことがありません。

まぁ中には、それを後悔しまくって、SNSにフィリピンへのネガティブな投稿ばかりというのも見かけます。でもそういう人は最初から関わりにならないし、絡んできたら即ブロックなので、これからもリアルで顔を合わせることはないでしょう。


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