2018年11月29日木曜日

衣食足って礼節を知る、とは限らない

先月紹介した、隣街バコロドにできた高級イタリアン・レストラン。前回は息子と二人だけだったので、先日の日曜日、家内の誕生日祝いで、家族3人でリピートして来ました。料理もサービスも、「超」フィリピンレベルなのは変わらず、約1時間程度の食事は満足で、家内も喜んでくれたものの、ちょっと腹が立ったのは他の客。

たまたま隣席にいた、父親と男女の子供と思われる3人連れ。子供と言っても、もう高校生か大学生ぐらいで、身なりもちゃんとしてる。ただ、その態度が高級レストランにはまったく不似合い。

3人ともひたすらスマホに夢中。それも食事を待つ間の暇つぶしなんてものじゃなく、スマホをテーブルの上に置いて、まったく料理も見ずガツガツ。君らは、スポーツ新聞読みながら、喫茶店でモーニング食ってる日本のサラリーマンか? それだけならまだしも、ユーチューブか何かの動画を、音量マックス状態で鑑賞中。店のBGMが聴こえないほどやかましい。

これが、私たちの席からは、手の伸ばせば一発お見舞いできるぐらいの至近距離だったものだから、ちょっと我慢できるような状況ではありません。

私が下手な英語で直接客に文句を言ったら、喧嘩になりかねないので、仕方なく家内経由でウェイトレスさんに抗議。そこはさすがの、お高いレストラン。お店の人もそれ相応のサラリーを貰っているらしく、対応は迅速にして的確。客に注意を促すよりも、私たちを騒音客から一番遠い、奥のテーブルに移動させてくれました。しかもフィリピンでは滅多にない、一言の謝罪も付けて。

これがジョリビーとかのファーストフード店だったら、私も仕方がないと諦めたかも知れません。でも、少なく見積もっても、客単価が軽く1000ペソになろうかというお店。ネグロスとの経済格差を勘案すれば、日本で一人一万円を払うぐらいのレベル。そこで、周囲に騒音を撒き散らすなんて、考えられない。食事中ずっとスマホ見てるだけでも、マナーを疑われるでしょう。

家内曰く、これはお母さんがいないから、躾がダメなんだ。う〜ん、それはちょっと見方が偏り過ぎだと思うよ。仮に父子家庭であっても、ちゃんとしてる人はいくらでもいるし。でも、そう勘ぐられても仕方がないほどの、傍若無人ぶりではありました。

そして食事を終えて帰ろうとしたら、さっきの躾放棄の父親が、車に乗ろうとしているところに遭遇。これが、真っ赤なホンダ、シビック・タイプR。こんなのネグロスで初めて見た。


出典:HONDA

嫌味なぐらい高級車然としたスポーツカー。日本で買ったら450万円はする代物。これを見る限り、衣食足るどころか、フィリピンでは大金持ち。それなのに家族してまったく礼節をわきまえていないのは、相当恥ずかしい。

十日前に投稿した、豪邸に住みながら月2000円程度の共益費を払わない、モラル皆無の金持ちの話。それと根っこが繋がっている感じ。何だかなぁ...。


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