2018年11月24日土曜日
マッサージ代の追加請求
フィリピン暮らしも、そこそこ長くなって、金銭関係で驚いたり怒ったりする事が、ずいんぶん減りました。ところが数日前は、久しぶりに「ブチッ」と来た。
日本にいた頃から、時々マッサージに通っていた私。昔からマッサージは大抵の街にあったでしょうけど、最近のリラクゼーション流行りのせいか、駅前や商業ビルの中に、若い女性が1人でも入れるような、ちょっと洒落た店構えのマッサージルームが増えました。私は、エエ歳したオっさんですが、そういう場所に出入りしていた次第。
そしてフィリピン移住。他の東南アジア諸国と同様、この国もマッサージはとても一般的。こちらではスパと呼ばれるマッサージルーム。マッサージャーはセラピスト。昼間など、多少経済的に余裕のある奥さま連中の、溜まり場になってたりします。
しかも安い。好景気で人件費が上がっても、相場は1時間300ペソ(約700円)。かなり本格的な全身のオイルマッサージや指圧もある。このシライ市内にも、全国チェーンを展開するロイヤル・スパという店があって、週一で通っておりました。
この2年ほどは、通うもの面倒になって、もっぱら自宅で出張マッサージ。少し前に、このブログで書いたように、いつも来てくれるセラピストのシェリルは、有名なリゾート、ボラカイ島で仕事を見つけてお引越し。ドゥテルテ大統領の逆鱗に触れて、島が閉鎖になっていた半年間は戻ってくれたけれど、再開と同時にまたサヨナラ。
そこで、新しいセラピストはいないかと、メイドのライラに尋ねてみると、親戚に1人いるとのこと。住んでいるのも、シェリルの実家と同じく隣街のタリサイ市。早速、土曜日の昼過ぎに来てもらいました。
料金は、家内の分を含めて、2時間で750ペソ。ちょっと高い。でもマッサージの腕が良ければそれでもいいかと、まずはお試し。ライラとよく似た、ガッチリした体格のおばちゃんセラピスト。見た目通り、腕力も握力も強くて、まぁまぁな感じ。
その日は、約束通りの金額を支払って、機嫌良く帰っていったのですが、問題はその数日後。何を思ったのか、いきなり150ペソの追加請求を携帯のショートメッセージで送りつけてきました。つまり750ペソは間違いで、900ペソが正しい金額なんだそうな。
ちょっと待てよ、コラ。別に値切ったわけでもなく、その額を決めた時には、ライラもいて、言い値で払ってる。しかも後になって何の理由もなく、追加で払えって、どういう了見だか。
こう書くと、だからフィリピン人は信用ならんと、すぐに国籍だけで決めつける、おっちょこちょいな日本人もいるでしょう。そうではなくて、フィリピン人の家内も、紹介したライラですら、何考えてるのか分からんと憤慨の様子。
もちろん私も、もう1ペソ、1センタポも払うつもりはなくて、すぐに「二度と来るな」と返信してブロック。
それにしても、本当に理解に苦しみます。最初に、やや高めの料金でも、文句を言わずにあっさり払ったんだから、悪い顧客ではなかったはず。これで毎週呼んでもらえれば、月4回として、3,000ペソの収入になる。ライラの月給が4,000ペソだから、割のいい仕事ですよ。もったいない話ですね。
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