2018年11月28日水曜日

今度はロビンソンズがシライ進出


バコロド市内にあるロビンソンズ
出典:Philippines Plus

今週末の12月1日、西ネグロスの州都バコロドで、巨大ショッピングモール、アヤラ・キャピタル・セントラルのオープンを数日後に控えて、今度はロビンソンズが、このシライ市内に新規モールを計画中との情報が。

シライでは、私たちが引っ越してきた2013年に、スーパーのプリンス。2015年、同じくスーパーのセイブ・モア。そして今年(2018年)3月に、シライ初のショッピングモール、ガイサノ・シライがオープンしたばかり。さらにダメ押しとばかりに、9月にはガイサノの1階にジョリビー・シライが。

実のところ、比較的規模の小さなスーパーは、そこそこの賑わいでも、ガイサノについては目論見通りの売り上げが出ているのかどうか、少々疑問。ジョリビーのお陰で、閑散とした印象は免れているものの、肝心のデパートや食料品売り場の客入りは今ひとつ。いつ行っても、レジで並ぶ必要がないぐらい。

素人目ながら、経営陣はシライを田舎の地方都市だと、多少舐めてかかっていたようにも見えます。どうせ高額商品を並べても買えないだろうから、安かろう悪かろう、品揃えも適当に、みたいな感じが見え隠れ。まぁガイサノ自体が、他の流通大手に比べると、安売り中心で、昔のダイエーっぽくはありますが。

でも、そういうコンセプトなら、シライに既存のスーパーで、だいたいは間に合ってしまうぐらい他店は充実。中流以上の層にアピールするのは、前述のジョリビーに加えて、テナントに入っている家電量販、ホームセンターぐらいなもの。だからと言って、公設市場と勝負できるほどの安さでもないし、低所得者は、涼みに来るのが関の山で、メインの購買層にはならないでしょう。

なので、ここ数年続いたシライでのスーパー、モールの新規出店ラッシュは、一息ついたんだろうと思ってました。そんな矢先のロビンソンズのお話。

情報ソースは、フェイスブック内ページの、「西ネグロス・バコロド建設ブーム」。予定地らしき写真が数枚と、ロビンソンズ・シライ・プロポーザルの文字があるだけで、店舗詳細、開店予定時期など、まったく未定の模様。

ただ、シライ市民の一人としては、せっかくだったらバコロド店ぐらいの規模にはしてほしいもの。どうやら予定地は、今年から大規模な造成が始まった、住宅地と隣接するらしい。この場所に住むような人たちは、間違いなく中流以上。大邸宅を構える大金持ちも、多数入居しそう。

もし私が、ロビンソンズの企画担当者なら、シライの富裕層だけでなく、シライへのアクセスが比較的容易な、ネグロス北部のビクトリアスやカディスのお客さんも、取り込むことを考えるでしょうね。つまり、シネコンやゲームセンター併設、高級食材も扱うグロッサリー、ジョリビーだけでなく、チョーキンやグリーンウィッチなどの有名ファーストフードチェーン。

ありきたりな大型ショッピングモールながら、バコロドへ出るにはちょっと遠いと思っている人たちにアピールし、家族で出かけられる、お手軽な「非日常」に浸れる場所。(要するに私が、近所にあったらいいなと、思ってるだけです。)

ということで、ガイサノの時は、見事に期待を裏切られたので、今度こそはと、しばらく状況を見守りましょう。


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