このツアーの目玉は、貧困層の住むスラムに3泊の体験ホームステイ。フィリピンにと関わり始めて20年近くになり、スラムは嫌というほど見てきましたが、本当に泊まるというのは初めて。家内に話したら、フィリピンに住んでるのに、なんでわざわざお金払ってホームステイするの?と、冷めた返事をされてしまいました。確かに酔狂だと思われても仕方ないかも。
自宅があるネグロス島シライ市から目的地のセブ・マクタン空港までは、飛行機でものの30分。朝6時半のフライトで8時過ぎにはセブ市内に着いてしまうほどの近さです。つい数週間前にセブ市内の入国管理局にビザ更新手続きのために行ったところで、「また、来ちゃった」という感じ。
セブと言うとビーチリゾートで有名ですが、リゾートホテルが立ち並ぶのは、実はセブ市内ではなく、橋が架かる狭い海峡を隔てたマクタン島。セブ市は、歴史的建造物がある観光地であると同時に、フィリピン有数の大都市でもあります。中心部のオフィス街には高層ビルが林立し、日本の領事館もその中に入居。
今回ホームステイしたのは、そのセブ市内からさらに車で1時間ほどの距離にある、タリサイ市というところ。細々と漁業を営んでいる人たちが暮らす、文字通りのスラム(貧民街)。さぁどんな事になるかいな?とかなりビビっていたんですが、結果から言うと、思いの外、心温まるいい体験ができました。
宿泊した家の裏に広がる景色
アテ・アナベルのトロトロ(おかず屋さん)
お世話になった人たち。一番右がアナベル
ということで、これから何回かに分けてツアーについて投稿したいと思います。
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