学生時代、もう30年以上昔、親戚が経営するカレー専門の小さなレストランで、足掛け2年ほどアルバイトしたことがあります。大学の長い夏休み、来る日も来る日もカレーの鍋番してたら、知らない間に作り方を覚えてしまいました。
普通に日本スタイルのカレー。ルーは業務用ですが既製品を使っていたので、家庭でも再現できる調理方法。この店の特徴は、ジャガイモを入れないのと、ニンジンやリンゴ、玉ねぎをミキサーですり潰してから煮込むことでしょうか? それから牛乳とケチャップ(!)、バターをたっぷり入れること。
最近ではカレー作りに凝る人が多いらしいので、今ではそれほど珍しくもないですが、当時は「ほ〜、お店で出すカレーは、こんな具合に作るんかいな」と驚いたものです。もともとカレーは大好きなので、大学を卒業して企業に勤め出してからも、時々ヒマを見つけてカレー作りに精を出し、少しづつ自分流に磨きをかけていきました。
フィリピンに移住してからも、大きなスーパーマーケットでは日本のルーが手に入るので、1ヶ月に一度は作ってます。食材はルー以外は近所の公設市場で買った新鮮な野菜や鶏/豚肉なので、ひょっとすると日本で作ってた時より美味しいのではないか?と思う出来映え。
家内の親戚や友達にも、よく振る舞うのですが、これがとっても好評。このカレーを楽しみに家に来てくれる人さえいます。
さて、食べ方なのですが、こちらはカレーの時に限らず、個人専用の食器はお皿一つにスプーンとフォークだけ。ご飯もオカズも大皿に盛って、食べる分だけ自分の皿に取り分けます。大抵の人は、まずご飯をたくさん取って、オカズを少しづつその上にかけ混ぜて食べる。シチューでもスープでも同じ食べ方。さすがに私はスープの時だけは、別の器で食べます。
大人数の食事にカレーを出すと、カレーのルーはあんまり減らないのに、ご飯だけが物凄い勢いで無くなっていくことが多いです。ライス・イーター(ご飯食い)ばっかり。
どうもオカズとご飯を食べる時のバランス感覚が、日本とはだいぶ違うようですね。お米が好きなのか、少しのオカズで効率良く満腹になれるからなのか、分かりませんが。
先日、自宅でカツ丼作ったら、メイドのカトリーナが丼とは別にいつものようにお皿を出してきて、器用に具を分けながら、ご飯だけ二杯分食べてました。博多のラーメンでスープを残して麺をお替わりをする「替え玉」というのがありますが、これは「変え飯」?
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