2014年8月21日木曜日

おっぱいカラオケ

セブ島、タリサイ市でのスラム体験ホームステイ、四回目の投稿です。

歌や踊りが大好きなフィリピン人。特に貧困層の人たちは、娯楽が少ないこともあってか、手軽に楽しめるカラオケに目がありません。それもカラオケボックスのような、防音が整った場所ではなく、道端や庭先で絶唱しているオジさんやオバさんを、私の住んでいる街でもよく見かけます。

スラムに寝泊まりするとあって、これは歌で仲良くなるしかないっ! と思い定めた私は、ツアーに参加すると決めた時から、密かに(でもないか?)自宅で歌の練習を始めたのでした。

一応「文化交流」と言う大義名分があるので、日本語の歌「上を向いて歩こう」「涙そうそう」「やさしさに包まれたなら」などの曲のカラオケを、打ち込みソフトで作って練習しましたが、何と言っても盛り上がるのは、タガログ語の曲。

レパートリーはせいぜい4曲ほどしかなく、その中でもお気に入りの2曲に絞って毎日歌ってました。1曲目は「May Bukas Pa」(マイ・ブーカス・パ)。ブーカスとは明日の意味で、文字通り「明日があるさ」という曲。フィリピンの第二の国歌とも言われているそうで、エドサ革命の時に歌われ、教会でのミサ曲としても使われることも。

2曲目は私の思い出の曲で、初めて出張でフィリピンに来た時、ジャケットの歌手があまりに美人だったので、それだけで買ってしまい、帰国してから曲を聴いて大好きになった「Habang May Buhay」(ハーバン・マイ・ブーハイ)。その後、家内と知り合ってから、偶然にも彼女の好きな曲だということが分かり、完全に暗譜するほど歌い込みました。こちらも、大抵のフィリピン人なら知っているポピュラーな歌です。

用意万端整えて、ホームステイ先の家に着いてすぐ、いきなりアカペラで歌ったところ、近所の子供達がいっぱい集まって来ました。こんなに真剣なオーディエンスに囲まれたことは、教会の聖歌隊で歌った時でもなかったのでは?

1曲だけお試しのつもりが、子供達にせがまれ、初日だけで、用意した日本語、英語、タガログ語、ついでにミサ用のラテン語の歌まで、全部歌ってしまいました。

翌日は、朝から向かいの家の軒先に、おそらくこの集落で1台きりではないかと思われる、カラオケセットが用意され、昼間っから、もう一回歌い直し。さらに近所のお母さんが赤ん坊抱いて大挙参加して、時ならぬご近所さんカラオケ大会になってしまいました。
あまりにも当初の狙い通り過ぎて、完全に「仲間」になれたものの、ちょっとこれは恥ずかしい。



さて、驚いたのがこのお母さん達、歌いながら授乳をしてます。どっひぇ〜〜。
よく見ると、どのお母さんもTシャツの下はノーブラで、いつでもどこでもひょいっとシャツをめくり上げて、赤ん坊に乳房を含ませてる。

う〜む。当のお母さん達は、何の恥じらいもなく、至極当然という顔でしたが、私は、おっぱいカラオケの刺激が強過ぎて、後半の歌がワヤクチャになってしまった。



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